【将棋ニュース】順位戦最終局前に昇級戦線をおさらいしよう! 各クラスの成績をまとめました|将棋情報局

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【将棋ニュース】順位戦最終局前に昇級戦線をおさらいしよう! 各クラスの成績をまとめました

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本日3月2日、藤井聡太名人への挑戦権をかけた第84期順位戦A級プレーオフ、永瀬拓矢九段―糸谷哲郎八段戦が行われています。
永瀬九段にとっては挑戦を決めた前期に続く2期連続のプレーオフ進出となりました。
今期の両者はともに7勝2敗という成績でしたが、7勝者同士のプレーオフは藤井名人が初挑戦・奪取を決めた第81期以来のこととなります。
なお、永瀬九段と糸谷八段はともに最終9回戦で敗れてのプレーオフとなった訳ですが、最終戦で敗れた2名同士による決戦となったのは今期が初めてです。

プレーオフに進出した2人のトーナメント表|引用元:日本将棋連盟



そしてB級1組以下の各クラスもいよいよ大詰め。間近に迫る各クラスの最終局を展望してみましょう。

 

まずはB級1組。最終戦は3月5日に行われます。
10勝1敗の広瀬章人九段が一足早くA級昇級を決めており、残る1枠は9勝2敗の伊藤匠二冠、8勝3敗の大橋貴洸七段と服部慎一郎七段の3人に絞られています。

B級1組最終局前の成績表(上位)|引用元:日本将棋連盟


伊藤二冠は勝てば文句なし、敗れても大橋七段と服部七段が敗れればやはりA級昇級が決まります。
大橋七段と服部七段は自身が勝ち、かつ上位者が敗れた場合のみ、昇級となります。

残留争いはと見ると、2勝9敗の石井健太郎七段は降級が決まっています。
残る2枠に可能性があるのは3勝8敗の髙見泰地七段と稲葉陽八段、4勝7敗の青嶋未来七段と大石直嗣七段の4人です。
現時点で降級圏内の稲葉八段は苦しい状況ですが、青嶋―大石戦の直接対決がある(=どちらかが必ず8敗目を喫する)ため、自身が勝てば残留を確定させることができます。

 

3月4日に最終戦が行われるB級2組は9勝0敗の久保利明九段と8勝1敗の山崎隆之九段の昇級が決まっています。

B級2組最終局前の成績表(上位)|引用元:日本将棋連盟


残る1枠を争うのは7勝2敗の藤本渚七段と、6勝3敗の羽生善治九段、丸山忠久九段、斎藤明日斗六段です。
藤本七段は勝てばB級1組への昇級が決まり、羽生九段以下の3人はキャンセル待ちです。4人全員が敗れた場合は藤本七段が昇級します。

 

3月3日が最終戦となるC級1組は3枠ある昇級者が誰も決まっていません。

C級1組最終局前の成績表(上位)|引用元:日本将棋連盟

可能性があるのは8勝1敗の都成竜馬七段、西田拓也六段、岡部怜央五段と、7勝2敗の杉本昌隆八段、三枚堂達也七段、高田明浩五段、飯塚祐紀八段の7人です。都成―杉本戦と、西田―三枚堂戦が直接対決となっているため、杉本八段までの4人は自身が勝てば昇級が決まります。三枚堂七段は自身が勝ち、かつ岡部五段か杉本八段か敗れると逆転昇級となります。高田五段と飯塚八段は自身が勝ち、かつ岡部五段と2敗者の上位者全員が敗れると昇級の権利が回ってきます。

(※3/2にアップした際、昇級可能性のある棋士について一部誤りがありましたので修正しました。申し訳ありません)

 

正真正銘の順位戦オーラスとなるC級2組の最終戦は3月10日に行われます。

C級2組最終局前の成績表(上位)|引用元:日本将棋連盟


9勝0敗の黒沢怜生六段が昇級を決めており、残る2枠を争うのは8勝1敗の高野智史六段、宮嶋健太四段、星野良生五段と7勝2敗の佐々木大地七段です。
高野六段と宮嶋四段に自力昇級の権利があります。
特に高野六段は自身が敗れても宮嶋四段と星野五段のいずれかが敗れると昇級が決まるという有利な状況です。

ですがこのような状況から数多くの逆転劇が生まれたのも順位戦の歴史です。今期の順位戦、最後に勝利の女神が微笑むのは誰でしょうか。注目です。
 

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著者

相崎修司
将棋雑誌「近代将棋」の編集を経てフリーの観戦記者に。
2026年現在は竜王戦、王位戦・女流王位戦、棋王戦、女流名人戦の観戦記を執筆。
将棋世界をはじめとする各誌にも寄稿。