東大将棋部員が語る大学将棋の世界 第1回「大学将棋部の生態」|将棋情報局

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東大将棋部員が語る大学将棋の世界 第1回「大学将棋部の生態」

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こんにちは! 金田夏輝(かねだなつき)と申します。現在東京大学将棋部に所属する大学生です。1月のライター募集に応募し、記事を書かせていただくことになりました。

今回はわれわれ大学生が青春を懸ける大学将棋について、紹介したいと思います。

多くのアマ強豪が口をそろえて大学将棋が最も思い出深いと語るそうです。
私の先輩にも、大学将棋には人生を変えるほどの魅力があるとおっしゃる方がいます。
しかし大学将棋がどのようなものなのか、高校までの環境や社会人の環境と何が違うのか、実際のところはあまりご存じない方も多いのではないでしょうか。
この記事を通じて大学将棋のことを、その魅力を1人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。

第1回では大学将棋部の普段の活動について、第2回では大会の紹介と奥深い団体戦のオーダーの話。第3回で大学将棋の勢力図とこれからの展望についてお話ししたいと思います。

2024年に行った東大将棋部VSマイナビ将棋部の交流戦

大学将棋部の活動、といっても普段はそこまで特別なことをやるわけではありません。
定期的な活動で将棋を指したり、部員同士で一緒に将棋の検討をしたり、大会に出たり、時には(将棋以外の)遊びに行ったり、また学園祭に出店したり、大学によっては合宿があったりと、だいたいイメージ通りなのではないでしょうか。
そう考えると、普段の活動という点で高校までの部活とやっていることは大して変わらないかもしれません。

将棋が好きな人が多いので、カラオケに遊びに行ってもだいたい盤駒や対局時計を持ち込んで誰も歌を聞いていないといった光景も日常です(汗)。
恐らくほとんどの大学将棋部がゆるめで兼部もしやすく、強制参加の活動がないなど幅広い人が居心地よく過ごせる環境なのではないかと思います。

大学将棋部の活動を垣間見る手段として、多くの大学の将棋部がX(旧Twitter)のアカウントを持っており、そこでさまざまな活動の情報を発信しています。
特に大学将棋で盛んなのは大会の「実況」。大会中観戦しながら応援しているメンバーが仲間の対局について、戦況や形勢をX上で実況するのです。時に盤面にとどまらない選手の挙動なども含めた臨場感とそれぞれの大学のオリジナリティーあふれる実況が大会のたびに繰り広げられているので、雰囲気を感じるためだけでも、一度気になる大学将棋部のXをご覧になってみてはいかがでしょうか。

また、ブログをやっている大学もあります。2025年度は多くの大学がnoteを開設し、大会の振り返りなどを投稿しています(note以外のブログのサイトを使っている大学もあります)。
直近でいうと2025年の学生王座戦の振り返りnoteだけでも各大学のものや選手個人のアカウントによるものまで合わせると20本近く出ています(!)。

とはいえ、高校の将棋部でもSNSやnoteで発信しているところはあるでしょう。では、なぜ大学将棋がある種特別といわれるのか。その秘密は、団体戦にあります。

次回:東大将棋部員が語る大学将棋の世界 第2回「奥深き団体戦オーダーの仕組み」

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