将棋をすると頭がよくなる!? 将棋教室ラボ 仮説検証試験発表イベントを取材しました|将棋情報局

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将棋をすると頭がよくなる!? 将棋教室ラボ 仮説検証試験発表イベントを取材しました

注目の検証結果は!?

限定記事や限定動画など特典が盛り沢山!将棋情報局ゴールドメンバーご入会はこちらから 2025年4月6日、たまプラーザテラス内のPRAZA HALLにて『将棋教室ラボ 仮説検証試験 発表イベント』が開催されました。

将棋教室ラボとは
将棋教室ラボは、東急株式会社、日本将棋連盟、SAPIX小学部、東急キッズベースキャンプ(以下東急KBC)の4社が連携して行うプロジェクトです。将棋を通じて「正解がない問いを考える力」を鍛えることができるのかを検証します。

昔から「将棋をすると頭がよくなる」とよく言われてはきましたが、実際のところはどうなのか? 気になりますよね。

このプロジェクトでは2024年10月から3か月間にわたり、横浜市青葉区にある「WISE Living LabさんかくBASE」で小学3年生に将棋を教える授業が行われました。そして、2025年1月にSAPIXのテストを受けてもらい、プロジェクトに参加した子どもたちの成績が平均に比べてどうだったのかを検証、その結果発表が4月6日に行われたのです。
さぁ、結果はどうだったのでしょうか??

発表会の様子
発表会ではまず、今回のプロジェクトを立ち上げた東急本田孝一副事業部長、SAPIX広野雅明執行役員、東急KBC島根太郎代表取締役社長、日本将棋連盟理事 西尾明七段による挨拶が行われました。あたらめて本プロジェクトへの皆さんの想いが感じ取れるものでした。


今回の試験について話すSAPIXの広野執行役員

さて、注目のテスト結果ですが、将棋教室ラボの生徒たちはSAPIX全体の平均点を上回っていました! サンプル数が少ないためさらなる検証が必要ということでしたが、将棋を通じて複雑な問題を考える力が伸びた可能性が示唆されました。
特に、思考力と試行錯誤を必要とする問題において、平均を上回る結果が出ました。これはまさに将棋の次の手を考えるうえで必要な能力と一致しています。

その例として、スクリーンに子どもたちが解いた問題の一つが映し出されました。



ぱっと見て、解くことができますでしょうか?
大人でも少し戸惑ってしまう問題ですが、なんと、将棋教室ラボに参加した子どもたちの8割がこの問題に正解したというから驚きます。自分が小学3年生のとき、この問題が解けた自信が全くありません(笑)。解説を求められると、すぐに何人も手を上げて、「九九の答えで1の位が1けたになるのは・・・」と理路整然と話していて、論理的思考力の高さを感じました。

結果発表後は、西尾七段の指導対局が行われました。今年に入ってからみんなで集まって将棋を指す機会はなかったとのことですが、どの子も生き生きと将棋を指していました。プロジェクトの後に自分で勉強した子もいるようで、有段といっていいくらいの実力者もいて驚きました。筆者も一局指しましたが、6枚落ちで勝てる相手ではありませんでした(笑)。


 
その後は西尾七段への質問コーナーも設けられ、親御さんは将棋と勉強の両立の秘訣を聞こうと興味津々の様子でした。生徒たちも負けじと将棋に関わる質問をしており、このプロジェクトを通じて将棋を好きになってくれていることが感じられてうれしかったです。



「将棋」と「学び」
最後に記念品として北尾まどか女流二段から配られた冊子には、生徒たちの自作の詰将棋が掲載されていました。一番長いものはなんと9手詰で、悩まされました。1手や3手の詰将棋を解くというのが初心者の勉強法ですが、詰将棋を創るというのは並大抵のことではありません。子どもたちのスポンジのような吸収の速さに驚かされました。

この発表会を通じて、「将棋」と「学び」の確かなつながりを感じることができました。今後もぜひ「将棋教室ラボ」のプロジェクトを続けていただき、将棋が学びに与える影響について解明してほしいと思います。
そしていつか、将棋が子どもの学びの場に当たり前のように存在する、そんな未来がくることを願っています。



最後は全員集合。笑顔でパシャリ

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