『激指16』機能紹介3 より豊かな観る将ライフを送ろう 「観戦を楽しむ」ための激指の使い方|将棋情報局

将棋情報局

『激指16』機能紹介3 より豊かな観る将ライフを送ろう 「観戦を楽しむ」ための激指の使い方

定番将棋ソフト「激指」の5年半ぶりのナンバリングタイトルとなる「激指16」が、2025年2月14日に発売されます。
現在は先行販売期間中です。
将棋情報局でお求めの方はダウンロード版なら購入直後にプレイ可能で、パッケージ版も注文翌営業日に発送いたします。また早期購入割引を実施中です。

本作は、福間香奈女流五冠、西山朋佳女流三冠というトップ女流棋士が指導対局・読み上げなどに登場。思考エンジンも大幅に強化され最高棋力は「Pro+6」の選択が可能になりました。

この記事では、激指16の魅力を、
「強くなる」
「対局を楽しむ」
「観戦を楽しむ」
という3つの観点から紹介していきます。

本記事では「観戦を楽しむ」ための機能の使い方をガイドします。

限定記事や限定動画など特典が盛り沢山!将棋情報局ゴールドメンバーご入会はこちらから

「対局検討モード」を使い倒して、プロ棋戦をもっと楽しもう

激指シリーズの看板機能のひとつ「対局検討モード」は、棋譜を並べながらリアルタイムで思考エンジンが走り、その局面の形勢や候補手を示してくれるというものです。
時間をかければかけるほど深く読んでくれますので、プロ棋戦の観戦をしながら検討をするのにうってつけ。
思考エンジンの進化で、より正確で深みのある結果を出してくれるようになりました。
ここでは具体的な利用シーンを2つご紹介します。

おすすめの使い方1 気になる手を教えてもらう

タイトル戦などをリアルタイムで観戦しているときに、「ここでこう指したらどうするんだろう?」という疑問が浮かぶこと、ありますよね。
中継で先生が解説してくれたり、棋譜中継アプリでコメントしてくれるといいのですが、都合よく解説してくれるとは限りません。
誰にも触れられないままに局面が進んでいくと、「どうせ私なんかが考える手はダメなんだろうな」とひとつため息をつくだけで終わってしまいます。

そういう時に気軽に教えてもらえるのが激指のメリットです。
「対局検討モード」では、対局中の盤面を自由に進めたり戻したりすることができますので、気になる手があれば指してみるといいのです。
すると、相手がこう指し、その時の評価値がどうなるか、ということをすぐに示してくれます。
考えた手が悪い手だったら「ああ、この手を指すとこれがあるからダメなんだ」ということがわかりますし、もしさほど評価値が下がらない手だったら「この手もそんなに悪い手じゃないんだ」と自信につながります。

激指とともに観戦すると、自分だけのために解説してくれる先生がついてくれるようなものですので、人によっては劇的にプロ棋戦の観戦が楽しくなります。

おすすめの使い方2 検討の先の局面を深掘りする

プロ棋戦を観戦していると、「控室の検討手順は▲xx歩、~~~~~~~~~で、こう進んだときに先手玉が詰むかどうかが争点だ」などとコメントされることがあります。
実際にそう進んだらどっちが勝っているのか?という疑問が生じたときも激指の出番です。
実際にその局面まで進めてみると、コンピュータならはっきりとした結論を出してくれることが多いです。
「10数手先の想定局面がどちらがよいのか?」ということを、激指を使えばひと足先に確認しに行けるわけです。

棋譜アプリや中継局面で出している形勢評価はあくまで「現局面」から読んだ形勢なので、そのしばらく先にある「プロ筋が想定した課題局面」での良し悪しを正確に把握することはできません。漠然と観戦していると、目先の評価値だけを見て判断しがちですが、激指の助けを借りながら検討すると、

「先手優勢とコンピュータは判断しているけど、それは人間には指しづらい手順を前提にした評価なので、実態としては両対局者は互角と考えているに違いない」
「この手を指した瞬間に評価値が下がったけど、この手が悪手だったというより、そもそももともとの評価がおかしかったのにコンピュータが今気づいたと考えるべきだな」

など、コンピュータが出している形勢判断をより深く読み解くことができるようになります。

私自身もタイトル戦の観戦をする際は、激指の検討モードを常に立ち上げてあれこれと動かしながらの観戦を楽しんでいます。
より豊かな観る将ライフを楽しみたい方にも、「激指16」は非常におすすめです!
 

限定記事や限定動画など特典が盛り沢山!将棋情報局ゴールドメンバーご入会はこちらから
将棋情報局では、お得なキャンペーンや新着コンテンツの情報をお届けしています。

著者