ベスト8進出を懸けて藤井聡太三冠と斎藤慎太郎八段が対戦中 第47期棋王戦挑決トーナメント|将棋情報局

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ベスト8進出を懸けて藤井聡太三冠と斎藤慎太郎八段が対戦中 第47期棋王戦挑決トーナメント

過去の対戦成績は藤井三冠の4勝2敗

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第47期棋王戦(主催:共同通信社)挑戦者決定トーナメントの▲斎藤慎太郎八段-△藤井聡太三冠戦が9月17日に関西将棋会館で行われています。詰将棋の名手同士の対戦。スリリングな終盤戦が期待できそうです。


ベスト16以上からの第47期棋王戦挑決トーナメント表。敗者復活戦は省略

両者のこれまでの対戦成績は、藤井三冠の4勝2敗。直近の対戦は第6期叡王戦挑戦者決定戦という大舞台で、藤井三冠が勝利しています。挑戦権を獲得した藤井二冠(当時)は3勝2敗のフルセットの末、叡王を獲得しました。

藤井三冠と斎藤八段に共通するのは詰将棋の名手ということ。創作面でも解答面でも両者は活躍しています。2019年に行われた第16回詰将棋解答選手権では、藤井三冠が1位、斎藤八段が2位という成績を収めています。詰将棋解答選手権はコロナ禍の影響で、ここ2年は残念ながら開催されていませんが、次回開催時も両者は間違いなく上位に入ってくるでしょう。

注目の対局は、振り駒で斎藤八段が先手番になり、戦型は角換わりになりました。両者駒組みを進めるのかと思われた30手目、藤井三冠はいきなり△6五歩と仕掛けていきます。▲同歩に△7三桂とし、さらに△6五桂と跳ねて積極的に桂を活用しました。

対する斎藤八段も▲4五桂と跳ねて対抗。桂をすばやく最前線に跳ねていく現代調の将棋になっています。

その後、先手後手ともに飛車先の歩を交換。そして斎藤八段が歩を用いて藤井陣に攻勢をかけています。午後からの戦いは、盤上全体を使った激しい攻め合いの展開になるでしょう。

持ち時間が4時間の本局は、本日夕方から夜にかけて終局見込みです。

棋王戦はベスト4まで進出すると、2敗失格システムを採用しているユニークな棋戦。ベスト4以前と以降で負けるのとでは大差と言えるでしょう。本局の勝者はベスト4進出を懸けて郷田真隆九段と対戦することが決まっています。


対局準備を進める藤井三冠(右)と斎藤八段(提供:日本将棋連盟)

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