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週刊将棋

渡部記者の将棋三昧@支部名人戦予選

2015.12.24 | 

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この間の日曜日は支部名人戦の川越支部予選がありました。
支部名人戦は通常の県大会のほか、支部会員が100人を超えていると同様に代表を輩出することができるのです。
こちらは参加人数が6人程度とすごく楽そうに見えますが、全国支部名人3回の超強豪と元アマ名人がいるため、並の県大会よりはレベルが高そうです。
今年は元アマ名人の方に敗れたものの、超強豪の方に2連勝して敗者復活で代表決定戦へ。
代表決定戦は元アマ名人の方と再戦です。

矢倉の加藤流から相手にうまく指されて苦しい将棋に。

ここで目をつぶって▲5一角が勝負手。△7二歩に▲3五歩と突いて手を渡しました。実戦は△8一飛▲6二角成△9一飛▲7二馬と進み、飛車で馬を追いかけるルートで千日手を狙える展開に。結局相手が踏み込んできたため千日手にはなりませんでしたが、うまく攻めを余して勝つことができました。
▲3五歩のところでは△4九角だとはっきり苦しいと読んでいました。飛車を逃げるしかありませんが、△6七角成~△5二金と角を詰まして受けに回られると陣形の差も相まって勝てる気がしません。ただ、秒読みでは見えにくい順でしょうか。

支部名人戦は4年ぶり3回目の代表。23で初めて朝日アマで代表を取って以来、年に1回は6大棋戦の代表を取ることを最低限の目標にしていますが、何とか20代は取り続けることができました。
東日本大会は4月下旬に両国で行われます。週刊将棋はアマチュアの全国大会を大きく取り上げるのでプレイヤーとしてモチベーションになっていましたが、残念ながら今回は休刊後になってしまいます。過去2回は本戦1回戦負けと情けない結果ですが、優勝を目指せるだけの力をつけて臨みたいですね。20代最後の全国大会になるので、良い結果を出したいです。