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Write Great Code〈Vol.2〉

低いレベルで考え、高いレベルで書く

マイナビ出版

「グレートコード」を探求する、すべてのプログラマーのために。

「グレートコード」を書くための方法を解説する『Write Great Code』シリーズの第2巻です。グレートコードには多くの側面がありますが、本書ではグレートコードの重要な1要素であるパフォーマンスに的を絞り、高レベルのコーディング手法によって、コンパイラが生成するマシンコードにどのような影響が生じるかを考察しています。

本書では効率的なコードの書き方を説明しますが、本書の主題は最適化ではありません。最適化はソフトウェア開発サイクルの終盤近くに行うべき「調整」であり、適切なパフォーマンスを確保する時期は、開発の設計と実装の段階なのです。本書で紹介している概念の多くは最適化フェーズでも適用できますが、テクニックの大半は最初のコーディング時に行う必要があります。

最新の最適化コンパイラによって効率的なマシンコードに変換される適切な高級言語ステートメントを選択する方法を説明しています。これは、高級言語構文のコストを理解することにほかなりません。多くの高級言語では、特定の結果を得るためにさまざまなステートメントの利用が可能ですが、それよってマシンレベルでは効率の差が発生します。その際に、根拠を持ってステートメントを選択できるようにすることが、本書の目標です。一般には、パフォーマンスを求めるためには、アセンブリ言語を習得する必要があると言われることが多いのですが、これは必ずしも正しいとは言えません。重要なのは、高級言語がステートメントをマシンコードに変換する仕組みを理解し、適切な高級言語のステートメントを選択できるようになることです。これこそが、「低いレベルで考え、高いレベルで書く」ということなのです。

「本書の主なテーマはパフォーマンスです。パフォーマンスはプログラマーにとって永遠のテーマの1つと呼んでもよいでしょう。近年見られない妥協ない姿勢でパフォーマンスを追求した本書は、凡庸なプログラマーにとどまりたくない皆さんが、もう一段高いレベルに到達する上で役に立つに違いありません。」(まつもとゆきひろ 「監訳者のことば」より)

本書は『Write Great Code〈Vol.2〉』(2006年12月日本語版刊行)の復刊です。

発売日:2014-06-03

ページ数:638ページ

目次

第1章 低いレベルで考え、高いレベルで書く
第2章 アセンブリ言語習得の勧め
第3章 高級言語プログラマーのための80x86アセンブリ言語
第4章 高級言語プログラマーのためのPowerPCアセンブリ言語
第5章 コンパイラによる処理とコード生成
第6章 コンパイラ出力を分析するためのツール
第7章 定数と高級言語
第8章 高級言語の変数
第9章 配列データ型
第10章 文字列データ型
第11章 ポインタデータ型
第12章 レコード、共用体、クラスの各データ型
第13章 算術式と論理式
第14章 制御構造とプログラム内での条件判断
第15章 反復制御構造
第16章 関数とプロシージャ
付録A 80x86ファミリとPowerPCファミリの簡単な比較

著者プロフィール

  • Randall Hyde(著者)

    Randall Hyde
    アセンブリ言語の最も推奨される情報源の1つである『The Art of Assembly Language』、および『Write Great Code, Volume 1』の著者。『The Waite Group's Microsoft Macro Assembler Bible』の著者の1人でもある。『Dr. Dobb's Journal』『Byte』など、プロ向け専門誌にも寄稿している。


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