イノベーション
活性化のための方策
東洋経済新報社
- 後藤晃(著者)
イノベーションの課題はマネジメントにある。システムをいかに改革すべきか。大学、企業、公的研究機関、政策当局への改革の提言。
日本のイノベーション・システムをどのように改革していくべきか?
企業、大学、公的研究機関、政策当局の進化と相互作用を促す方策を示す。
イノベーションとはこれまでとは違う、新しいことをすること、一歩踏み出すこと、である。その究極の目的は、人々の生活を豊かにすることである。
日本はこれまで、素晴らしいイノベーションを世界に送り出してきた。今後もイノベーティブな国であるためには何をすべきか。本書ではイノベーションを考えるにあたって理解しておくべき基本的な概念や考え方のフレームワークを説明し、それに基づいて日本のイノベーション・システムについて検討している。
重要なことは、第一に、短期的な景気の浮揚といった次元を超えて、長期的な視点に立って日本の将来を考えることである。第二に重要なのは、イノベーティブな社会を作るためには、国全体としてどのようにすべきか、という視点からの検討をすることである。
日本のイノベーション・システムをどのように改革していくのかを考えるにあたっては、まず、現在のシステムの問題を把握し、次いで、それを構成する個々の企業や大学、公的研究機関が進化していくことを促すことが必要である。さらには、それらの間の実りある相互作用を促すことである。
発売日:2016-02-13
目次
第1章 イノベーションとそのメカニズム
第2章 第三次産業革命とオープン・イノベーション
第3章 大学と公的研究機関のイノベーション・システムにおける役割
第4章 研究者――そのプロフィールと研究のインセンティブ
第5章 特許制度とイノベーション
第6章 イノベーション競争の促進と独占禁止法
終 章 日本のイノベーション・システムの進化
販売元:C&R研究所
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