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融けるデザイン

ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

ビー・エヌ・エヌ新社

世界が変わったのだから、デザインも変わらなくてはならない。

情報技術の発展にともない、ハードウェア、ソフトウェア、そしてインターネットはますます融け合い、それにより新しい世界の姿が現れつつあります。こうした世界においては、これまでのものづくりとは違う、新しい設計のための発想とロジックが必要です。
本書は、インタフェース/インタラクションデザイン研究における気鋭の若手研究者、渡邊恵太氏の初の著書です。これからのものづくりのための最重要キーワード「自己帰属感」を軸に、情報を中心とした設計の発想手法を解き明かします。デザイナーやエンジニア、そしてUXやIoTの本質を掴みたい人に、是非読んでいただきたい一冊。

発売日:2018-02-26

ページ数:240ページ

目次

はじめに――融けてゆく世界

第1章 Macintoshは心理学者が設計している
1-1 文系と理系
1-2 人間にとってコンピュータとは何か
1-3 見立てのプロフェッショナルは誰か
1-4 メタメディア性の発揮とメタファの限界
1-5 メタファのないデザイン
1-6 体験を軸にした設計へ
1-7 体験をデザインする視点

第2章 インターフェイスとは何か
2-1 透明性へのアプローチ1:道具の透明性
2-2 透明性へのアプローチ2:環境の透明性
2-3 インターフェイスデザインの役割――「可能」のデザイン

第3章 情報の身体化――透明性から自己帰属感へ
3-1 道具の透明性
3-2 VisualHaptics
3-3 投げたボールはどこまで身体か?
3-4 マルチダミーカーソル実験
3-5 認知的非対称性――わたしがあなたではない理由
3-6 カーソルは身体の延長――動きの連動が身体を延長する
3-7 自己帰属感――新しい道具設計のキーワード
3-8 iPhoneのGUIはなぜ気持ち良いのか
3-9 自己帰属感と感触――モッサリ、サクサク
3-10 自己帰属・透明性・道具性・サクサク感・他人
3-11 新しいUXの基礎

第4章 情報の道具化――インターネット前提の道具のあり方
4-1 実世界へ直接働きかけるインターフェイスへ
4-2 インターネットのインターフェイス/インタラクション
4-3 情報の道具化の事例
4-4 ネット前提の設計
4-5 暗黙性とインターフェイス

第5章 情報の環境化――インタラクションデザインの基礎
5-1 コンピュータ利用の文脈の変化
5-2 行為・活動に融け込ませるデザイン
5-3 パソコンの前から、動きの中で情報と接する世界
5-4 シングルインタラクションからパラレルインタラクションへ
5-5 制約が生み出す非拘束性

第6章 デザインの現象学
6-1 現象レイヤのデザイン論
6-2 視覚世界は肌理でできている
6-3 リアリティから体験へ――主観と客観
6-4 ものとサービスの現象
6-5 デザインの現象学をする――世界はひとつのOSである

第7章 メディア設計からインターフェイスへ
7-1 情報と物質を分けないデザイン
7-2 メタメディアのデザイナーたち

あとがき

著者プロフィール

  • 渡邊恵太()

    渡邊恵太(わたなべ・けいた)
    1981年東京生まれ。博士(政策・メディア)。インタラクションの研究者。知覚や身体性を活かしたインターフェイスデザインやネットを前提としたインタラクション手法の研究に従事。2009年慶應義塾大学 政策メディア研究科博士課程修了。2010年よりJST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト研究員。東京藝術大学非常勤講師兼任を経て2013年4月より明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 専任講師。シールドインタラクションデザイン株式会社 代表取締役社長。


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