Apple Watch Nike+でランニングをはじめよう|MacFan

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Apple Watch Nike+でランニングをはじめよう

文●山田井ユウキ

AppleとNike、革新的な2社が生み出したランニングの完璧なパートナー

※本記事の情報は原稿執筆時のものです。最新の情報ではないものもありますので、ご了解ください。

登場から早2年。ファッションアイテムとして、iPhoneと連係する便利なウェアラブルデバイスとして、人々の生活に着実に入り込んでいるApple Watch(アップルウォッチ)。その活躍分野として忘れてはならないのが“フィットネス”です。Nike(ナイキ)とのコラボモデル「Apple Watch Nike+」は、まさにフィットネスに特化したApple Watch。iOSアプリ「Nike+ Run Club」を使えば、より効果的なランニングが可能に。AppleとNikeの強力タッグで実現した、「究極のランニング体験」をあなたも体験してみませんか?

 

AppleとNikeの関係

それぞれの業界に常に革新的な息吹を吹き込んできた、AppleとNike。分野は違えど、この2社は実に10年以上に渡ってともに走り続けてきた“ランニングパートナー”といえます。

そのスタートは、2006年5月23日に発表されたNike+iPod製品に遡ります。Nike+iPod Sport Kitのセンサが組み込まれたNikeのシューズは、iPodと通信して走った距離や時間、カロリー消費量などが測定できる革新的な製品として、世間の注目を集めました。この製品の開発をとおして、AppleとNikeは、音楽とスポーツという2つの世界の新しい融合を実現するパートナーシップを結んだのです。

この提携以降現在に至るまで、両社は強い信頼関係で結ばれてきました。AppleのCEOであるティム・クック氏は、Apple Watchの発売以前からNikeのウェアラブルデバイス「FuelBand(フューエルバンド)」を愛用するなどNikeのファンであることが知られており、長らく同社の取締役を務めています。AppleがApple Watchという新たなデバイスを開発するにあたり、その利用シーンを考えると、まず頭に思い浮かんだのはNikeだったのではないでしょうか。

2015年に初代モデルが発売されたApple Watchですが、その前の2013年、AppleはFuelBandやランニングアプリなどのコンサルタントを務め、カリスマ的なトレーナーとしても知られていたNikeのジェイ・ブラニック氏と、Nikeのデザインディレクターであったベン・シャファー氏を自社に採用しています。さらに、元Nikeのエンジニアが多数Appleに移籍したとも伝えられおり、彼らがNikeで培った技術力を存分に発揮してApple Watchの開発に多大な貢献をしたことは想像に難くありません。

2016年、Apple Watchはシリーズ2となり、性能が大幅に進化しました。心もとなかった耐水性能が飛躍的に向上し、GPSも搭載。明るい晴天下でも見やすい液晶画面を採用するなど、初代モデルよりもスポーツやフィットネスでの利用を強く意識したアップグレードが行われています。

このApple Watchシリーズ2と同時に、満を持して発表されたのが「Apple Watch Nike+」です。他のモデルにはない専用の文字盤やオリジナルバンドは、スポーツやフィットネスに特化したNikeとのコラボモデルならでは。FuelBandの開発が終了した今、これはNikeにとっても重要なデバイスといえそうです。まさに2006年の提携以来、両社が追い求めてきた理想を形にした製品が出来上がったのです。両者の長年にわたる取り組みは、ここに1つの到達点を迎えました。

 

2017年4月、限定モデル「Apple Watch NikeLAB」が登場!

価格はほかのNikeモデルと同じく4万824円(38ミリ)、4万4064円(42ミリ) 。Nikeの公式オンラインストア、NikeLAB MA5、NikeLAB販売店、APPLE WATCH AT ISETAN SHINJUKUにて販売中。 ※Apple Storeでは購入できません。