2016.10.21
これからの社会を見据え、各業界でイノベーションを起こしている企業を取材する本連載。今回の取材先は、株式会社お金のデザイン。
株式会社お金のデザイン
あすかアセットマネジメント代表で投資家の谷家衛さんが創業者として名を連ねる資産運用会社。日本初となるロボアドバイザーによる資産運用サービス「THEO」で注目を集める。【URL】https://www.money-design.com
芸術家を支え続けた弟
「資産運用」と聞くと、機関投資家や富裕層が豊富な資産を元手に運用して利回りを得るという、庶民とは縁遠い世界の話に思われがちだ。もちろん、最近は比較的低額から始められる資産運用サービスも増えてきたが、たとえば世界中の金融商品に分散投資してコストを抑えたETFラップ(上場投資信託)でも500万円~数千万円からのスタート。もっとも低価格帯でも50~100万円からで、手数料が3~4%というのが一般的だ。
そこに「10万円からの資産運用」「手数料は運用報酬の1%のみ」というほかに例をみない驚くべきコンセプトで登場したのが資産運用サービス「テオ(THEO)」。同サービスを運営する、株式会社お金のデザインで最高執行責任者(COO)を務めるのが北澤直さんである。