Smart Beam Laser|MacFan

プロダクト&リリース iなmono HARDWARE

コンパクトボディに秘められたプレゼン以上の可能性

Smart Beam Laser

文●松山 茂

小さいけれど本格派

気軽に持ち運べるプロジェクタを探していたときにおすすめされたのが、この「スマートビームレーザー(Smart Beam Laser)」という製品。手のひらに乗っかる約5センチ四方のキューブ型で、見た目は少々オモチャっぽい姿ですが、ピント合わせ不要のレーザ方式を採用しています。さらにエアプレイ対応、スピーカ内蔵、2時間のバッテリ駆動も可能と、コンパクトながら本格的なスペックが魅力的な製品なんです。

また、100ルーメンの明るさで100インチまで投影できるっていうのだから驚きです。早速、カバンの中に入れて、あちこちで使ってみました。

いやぁ~これが実に便利なんです! これまで少人数で行うプレゼンなんかだと、プロジェクタは使わずにiPadの画面を覗き込んでもらってたんですが、本製品ならホワイトボードや壁にサクッと投影できます。エアプレイを使えばケーブル接続の手間もないし、バッテリで駆動するので完全ワイヤレスで使えちゃうんです。

仕事以外でも、飲み会の席などで壁に投影してみせると大騒ぎ。皆それぞれ自分のiPhoneに接続して、自慢の写真を見せ合ったりと盛り上がりました。でも私にはもう1つ、どうしても試してみたいことがあったんです。

 

ポートは左右に2つだけ

HDMI/MHLポートを搭載しているので、ケーブル経由での接続も可能。反対側にあるのは、バッテリ充電用のマイクロUSBポートです。

 

シンプルな操作で簡単セッティング

本体の操作は電源ボタンのみ。長押しでオン/オフができます。バッテリの充電状況を知らせるLEDも電源ボタンに付いています。

 

 

プレゼンだけじゃつまらない

それはプロジェクションマッピング。ピント合わせが必要なプロジェクタでプロジェクションマッピングを行おうとすると、細かなピント合わせのために複数のプロジェクタが必要になることも。しかし、本製品はレーザ方式なので、斜面や段差も1台だけでピントが合うはずですし、ちょっとしたスペースで楽しむには最適なんじゃないかと思ったんです。早速、プロジェクションマッピング用のiOSアプリ「ダイナマッパー(DynaMapper)」を使って試してみました。

白い箱を並べて、全体をカバーできる位置にスマートビームレーザーをセット。iPadの画面で投影する面を作って位置を合わせます。ものの5分程度で簡単なプロジェクションマッピングが完成しました。

投影物に合わせて写真や映像を用意する必要がありますが、あっという間にプロジェクションマッピングを再現できるのは感動もの。今度はテーマやストーリーをしっかり作り込んだ映像で試してみようと目論んでいます。

 

レーザ方式をフル活用

ピント合わせ不要のレーザ方式を採用しています。iOSアプリ「ダイナマッパー」があれば、簡単にプロジェクションマッピングを堪能できますよ!

 

[SPEC]
【発売】タイセイテック 【価格】6万3180円 【Size】55(W)×55(H)×55(D)mm  【URL】http://smartbeamlaser.jp/

 

【その他スペック】
【重量】約195g 【備考】投射方式:レーザ駆動LCOS技術、彩度:100ルーメン、解像度:720p(1280×720)、投映サイズ:20~100インチ、ビデオ入力:HDMI/MHL、Wi-Fi映像入力:AirPlay・DLNA・Miracast、内蔵バッテリ:リチウム電池(4200mAh)、使用時間:120分

 

 

私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。ライカと猫が好物。