空間に調和するデザインとピュアなサウンド|MacFan

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空間に調和するデザインとピュアなサウンド

文●松山茂

BeoPlay A6

 

バング&オルフセン(Bang & Olufsen)といったらデンマークが誇る高級オーディオメーカー。最近ではカジュアルブランドの「B&O PLAY」からシンプルなデザインの製品も発表しています。今回紹介するのは、アップルストアでも取り扱いが始まった「BeoPlay A6」というワイヤレススピーカ。我が家では初のB&O製品なので、ワクワクしながらセットアップ開始です!

正面からの風を左右に受け流すような独特のフォルムは、デザイナーのヤコブ・ワグナー氏の手によるもの。ウールブレンドファブリックのスピーカカバーと相まって抜群の存在感を放っています。さっそく検証用にしているビル・エヴァンス・トリオの「My Foolish Heart」を流してみましょう。

このスピーカの特長は、置く場所によってサウンドの補正を行えること。コーナー置き/壁掛け/フリーの3つのモードから選ぶことができます。今回は部屋の中央に置いたので、スイッチをフリーにして再生しました。いつも愛用しているハーマン・カードンの「Onyx Studio」よりもクリアでメリハリがあり、クセのない音質です。ワイヤレススピーカはブルートゥース接続が一般的ですが、このスピーカはブルートゥースに加えてイーサネットとWi-Fi接続にも対応しています。エアプレイやネットワークを介してストリーミング接続できるのは何かと便利です。

壁掛けブラケットや床置きスタンド、別カラーのスピーカカバーなどのオプションも充実しているので、自分の部屋にマッチしたスタイルで音楽を楽しむことができます。デザイン性と音質の両方を追求している人なら、ぜひ候補に入れるべき一品ですね!

前面には5.5インチウーファと4分の3インチツイータがそれぞれ2基ずつ、背面には1.5インチフルレンジが1基搭載されています。それぞれのスピーカは独自の「Dアンプ」で駆動しています。

電源コードを接続する底部のプラグボックスには、ライン入力用ミニジャックやイーサネットソケット、サウンド補正のポジションスイッチ、保守点検用のUSBソケットなどが配置されています。

上面がタッチインターフェイスになっているので、なぞったりタッチするだけでボリュームのアップ/ダウンや曲送りの操作ができます。裏面上部には持ち運ぶ際に便利なハンドルも用意。

スピーカカバーにはテキスタイルメーカー「クヴァドラ(Kvadrat)」とコラボしたウールブレンドファブリックを使用。ダークグレーやダスティブルーなど、各1万7900円で別売りしています。

BeoPlay A6

【発売】完実電気
【価格】12万9000円(直販価格)
【URL】http://shop.kanjitsu.com/beoplay-model/beoplay-a6/