2018.10.16
ここでは、macOS Mojaveを正しくインストールする方法を解説します。単にアップグレードするのか、手持ちのMacに新規でインストールするのか、プリインストールされた新しいMacを使い始めるのか、ほかのMacやPCから移行するのかで方法が異なるので、確認しておきましょう。
[STEP 1]Mojaveにアップグレード
ここでは、モハベのアップグレードインストールについて解説します。現在使っている設定やソフト、書類を残したままモハベをインストールする、というパターンです。まず、Macアップストアからモハベのインストーラをダウンロードし、インストールを開始しましょう。
スノーレパード10.6.8以降を使っている方はそのままインストールを進められますが、それ以前のOSを使用している場合には、OSのアップグレードをかけてMacアップストアが使えるようにする必要があります。
なお、一度モハベにアップグレードすると、基本的に前のOSには戻すことができないので注意が必要です。アップグレードしたあとに「必要なソフトが動かない」、「動作が遅すぎて使えない」ということのないように、事前にMacのバックアップ機能「タイムマシン」を使ってバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
Mojaveのアップグレードインストール
(1)Mojaveはアップルメニューの[App Store]あるいはドックにある[App Store]をクリックして、トップにあるmacOS Mojaveの[ダウンロード]をクリックします。
(2)サインインを求められたらAppe IDのパスワードを入力します。
(3)Mac App Storeからのダウンロードが終わると自動的にインストーラが起動します。
(4)ダウンロード中に再起動してしまったり、インストーラを終了してしまった場合は、Launchpadで「macOS Mojaveインストール」をクリックします。
(5)[続ける]をクリックするとソフトウェア使用許諾契約が表示されます。[同意する]をクリックするとダイアログが表示されるので、再度[同意する]をクリックします。
(6)初期設定では、現在macOSが起動しているボリュームがインストール先に選ばれています。これでよい場合は(8)へ、変更したいときは(7)に進みます。
(7)[すべてのディスクを表示]を押すと、接続されているすべてのボリュームが表示されます。半透明で選べないものは、インストール不可能なボリュームです。
(8)[インストール]をクリックすると、ダイアログが表示されてパスワードの入力を求められます。ログインパスワードを入力して、[ヘルパーを追加]をクリック。
(9)インストール準備が始まります。この作業は5分程度で終了し、終わると再起動します。
(10) Macが再起動するとMojaveのインストールが開始されます。所要時間は、目安30分ほどです。Macのモデルや世代によって前後するでしょう。
(11)Mojaveのインストールが終了すると、自動的にMacが再起動し、ログイン画面が表示されます。
(12)初回ログイン時は、Apple IDでのサインインやiCloudの設定、iCloud Keychainなどの設定が表示される場合があります。
(13)OSが更新されたため、ログインすると図の画面になり、最新の利用許諾に同意する必要があります。
(14)位置情報や品質改善のための情報提供といった設定はまとめて「エクスプレス設定」で処理できるようになりました。これでアップグレード完了です。
[STEP 2]Mojaveをクリーンインストール
ここでは、内蔵ストレージを初期化してモハベを新規インストールする「クリーンインストール」の方法について解説します。いったんMacをまっさらな状態にするため、予期せぬ不具合の発生が抑制されます。
その一方で、若干手間と時間がかかります。まず、タイムマシンなどで現在の環境を完全にバックアップすること。そしていったんモハベにアップグレードすること。この2つの作業が生じます。
これを行うことで復旧パーティションがモハベ仕様になるので、[コマンド]キー+[R]キーを押しながら起動し、「OS Xユーティリティ」の「ディスクユーティリティ」で内蔵ストレージを初期化しましょう。続いて、モハベをインストールすることで新規インストールとなります。
新規インストールしたモハベの動作に問題がないことを確認できたら、移行アシスタントを使って環境を移行しましょう。
macOSのクリーンインストール
(1) STEP1を参照して、いったんMojaveにアップグレードしてから、[コマンド]キー+[R]キーを押しながらMacを起動します。
(2)「macOSユーティリティ」が起動するので[ディスクユーティリティ]クリックして[続ける]をクリックします。
(3)「Macintosh HD」など、OSの入ったボリュームを左の一覧画面から選択して、ツールバーの[消去]ボタンをクリックします。
(4)「macOSユーティリティ」が起動するので[ディスクユーティリティ]クリックして[続ける]をクリックします。
(5)「macOSユーティリティ」が起動するので[ディスクユーティリティ]クリックして[続ける]をクリックします。
(6)macOS Mojaveのインストーラが起動するので[続ける]をクリックします。
(7)(8)以降インターネット接続が必要になるため、事前にWi-Fiに接続しておきましょう。
(8)ヘルパーツールを追加する旨のダイアログが表示されるので、パスワードを入力し、ヘルパーを追加します。
(9)続いてソフトウェア使用許諾への同意が求められるので[同意する]をクリック。
(10)MacBookシリーズが外部電源につながっていないと、このような警告が出ます。十分に充電されていれば大丈夫なので[続ける]をクリック。
(11)インストーラがMacを再起動するための準備を行います。この作業は5分ほどで終了し、そのあと自動的に再起動します。
(12)Macが再起動するとMojaveのインストールが開始されます。所要時間は約30分ほど。Macのモデルや世代によって前後するでしょう。
(13)新規インストールした場合は、Macが再起動すると設定アシスタントが起動します。この続きは次のページから解説します。