2018.10.14
[7]安全性がさらに向上!
プライバシーとセキュリティ
iOS 12では、ユーザのプライバシーとセキュリティも向上しました。Safariでは、強化されたトラッキング防止機能によって、WEBページ上のシェアボタンやコメント欄から利用者を追跡することを防ぎます。
また、パスワード管理も強力に。WEB上で新しいアカウントを作るときに強力なパスワードを自動生成したり、同じパスワードが使われていないかチェックして警告してくれるようになりました。任意のWEBサービスのパスワードをAirDropで共有できるようになるなど、パスワードを強く守ると同時に共有もしやすくなりました。
このパスワード管理はAPIとして解放されており、サードパーティ製のパスワードマネージャアプリに保存されるパスワードも、QuickTypeバーから素早く入力可能になります。
強化されたトラッキング防止
(1)トラッキングを防止
「設定」アプリの[Safari]の[プライバシーとセキュリティ]でトラッキングを防ぐオプションがあります。
(2)追跡型広告を制限
「設定」アプリの[プライバシー]の一番下までスクロールして[広告]をタップすると[追跡型広告を制限]が設定できます。
(3)追跡型広告ブロックの効果
(1)と(2)の設定をオフにした場合(上)とオンにした場合(下)で比べてみると、直前に楽天トラベルで調べたホテル広告が消えました。
パスワードの自動入力
(1)ログイン時に認証
WEBサービスなどのログイン画面になると、自動的にパスワードの候補が表示されてFace IDまたはTouch IDで自動入力されます。
(2)保存したパスワードから選択
(1)で表示されたシートの鍵アイコンをタップするとパスワードの候補と[その他のパスワード]が表示され、後者をタップすると保存されたパスワードが一覧表示されます。
パスワードの監査
(1)自動入力の設定
パスワードの自動入力は、「設定」アプリの[パスワードとアカウント]でオン/オフできます。
(2)パスワードの監査
(1)の[WebサイトとAppのパスワード]をタップし、認証すればパスワードが一覧できます。▲がついているのは同じパスワードが流用されている印です。
(3)パスワードのコピー
それぞれのアカウントをロングタップすると編集メニューがポップアップされ、ユーザ名またはパスワードをコピーできます。