Macの「Wi-Fi」の疑問を解決|MacFan

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Macの「Wi-Fi」の疑問を解決

文●中村朝美松山茂村田有紀早川厚志立体イラスト●イシカワコウイチロウ写真●黒田彰

「Wi-Fi」の基本、トラブルシューティング、役立つTIPSや、合わせて使いたいソフトなどを丁寧に解説します。

いつもよりWi-Fiが遅い

一口にWi-Fiが遅いといってもいろいろなケースがあります。MacとWi-Fiルータ間での速度が遅かったり、Wi-Fiルータから先のインターネット側で速度が低下しているなど、問題の箇所はさまざまです。

まず最初にどの部分で速度低下が起きているのか切り分けましょう。MacとWi-Fiルータ間の速度はWi-Fiメニューで確認できるので、転送レートをチェックします。MacやWi-Fiルータがどの無線LAN規格に対応しているかにもよりますが、最新の802.11ac規格をサポートしているなら、ノート型のMacは800Mbps前後、デスクトップ型のMacであれば1200Mbps前後の転送レートになっているはずです。これより値が大幅に低い場合は、Wi-FiメニューのRSSI(受信信号強度)を確認します。MacとWi-Fiルータの間にドアや壁などの障害物があったり、コードレス電話や電子レンジなどノイズ源となる機器があると受信信号強度が低下します。Wi-Fiルータの設置場所を見直したり、電子機器を遠ざけたりしてみましょう。

大抵の場合、Wi-Fiが遅いのはMacとWi-Fiルータ間での速度低下が原因ですが、ここが遅くなければWi-Fiが原因ではなく大元のインターネット回線と考えられます。Wi-Fiルータから先の速度を計測して、遅いようなら、インターネットプロバイダに問い合わせてください。

(1)[option]キーを押しながら[Wi-Fi]メニューを開くと接続中のWi-Fiの詳細な情報が表示されます。ここで転送レートやRSSIの値が確認できます。

 

(2)RSSI(受信信号強度)はマイナスの値が小さいほど強度が強いことを表します。-50から-20の間であれば受信信号強度に問題なしといえます。

 

(3)Safariで「インターネット速度テスト」を検索してGoogleの速度テストを利用してみましょう。これが通常よりも著しく遅い場合はネット回線に障害が起きているのかもしれません。

 

インターネットにつながらない

インターネットに接続できない場合は、はじめにメニューバーの[Wi-Fi]アイコンを確認しましょう。扇状に広がるラインがすべてグレーになっていたり、接続中を示す表示(黒の部分が順番に点滅)になっていたら、Wi-Fiルータとの接続が切れています。[Wi-Fi]メニューからネットワーク名を選択し直してください。それでもWi-Fiにつながらない場合は、一度、Wi-Fiルータの電源を入れ直してみてください。

Wi-Fiルータに接続しているのにインターネットにつながらない場合は、ONU(光回線終端装置)やモデムなどの電源も入れ直してみましょう。

Wi-Fiにながらないときは、Wi-Fiメニューから[Wi-Fiをオフにする]→[Wi-Fiをオンにする]も試してみましょう。




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