2018.09.06
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Appleはこの秋に正式リリース予定のmacOS Mojave 10.14のパブリックベータ版を、Apple Beta Software Program登録者向けに公開している。APFS(Apple File System)のHigh Sierraでデュアルブートするための方法もサポートページに発表されたので、手順を解説しよう。
モハベの導入が簡単に
いよいよ次期macOSモハベ(Mojave)10.14の正式リリースが近づき、「ダークモード」などの新機能を待ち遠しく思っているMacユーザも多いだろう。近年、アップルは開発中の次期macOSのベータ版を正式リリースの数カ月前から公開しているため、これを利用して試してみたいと考える人も少なくないはずだ。
この「アップル・ベータ・ソフトウェア・プログラム(Apple Beta Software Program)」は、macOSのベータ版の完成度を高めるために公開され、自ら開発したソフトの動作を事前に検証することなどにも利用できる。比較的緩い条件で参加可能で、アップルの開発者登録をした人であれば、無償で利用できるのも特徴だ。
しかし、同プログラムは本来が開発者向けのため、不具合のフィードバックが可能とはいえ、トラブルが生じた際の対策は基本的に自己責任で行うことになる。もし、自分で復旧できる自信がないのであれば、興味本位で利用すべきではないだろう。
また、ベータ版のスクリーンショットなどをWEBで無断掲載するブログメディアなども散見されるが、これはプログラムの利用規約に反する。ほかの開発者へ悪影響を及ぼすことにもつながりかねないため、ブログやSNSへの投稿は厳に慎んでいただきたい。
ここでは、そのことを正しく踏まえたうえで、モハベを手軽に試用するための方法をご紹介しよう。これまでパブリックベータ版の利用というと、メインマシンとは別の検証用Macや仮想マシンを用意して試すのが一般的であった。しかし、モハベでは現在使用しているハイ・シエラにAPFSボリュームを追加するだけで、簡単にモハベ検証環境を構築できる。