2018.07.04
Mac Fan独自の視点で、アップル周辺の最新ニュースや話題に切り込む!
Apple純正のWi-Fiルータ「AirMac」シリーズの終了に伴って、据え置き型のMac miniに注目が集まっている。なぜなら、最新のmacOS High Sierraにアップデートすることで、AirMac Time Capsule以上の機能が利用できるようになったからだ。
AirMacが販売終了後継モデルは期待薄
アップルは2013年から発売していたWi-Fiルータ「AirMac」シリーズの販売を在庫限りで終了すると発表した。アップル愛好者としては純正の周辺機器が減って寂しい限りだが、現実的にはメッシュWi-Fiなど新しいワイヤレステクノロジーを搭載したルータが各社から販売されているので、代替となる選択肢には困らないだろう。また、古いモデルのAirMacをこれから慌てて買い求める必要もあまりない。
しかし、タイムマシン(Time Machine)バックアップ用のハードディスクドライブ(HDD)を搭載した「AirMacタイムカプセル」の後継モデルの開発が事実上ストップしたことで、少々困ったことになるかもしれない。なぜなら、Wi-FiルータとNASが一体化したコンセプトの製品は現状ではあまり見当たらず、同じような機能を実現するには、プロミス(PROMISE)の「アポロクラウド2デュオ(Apollo Cloud 2 DUO)ストレージ」などタイムマシン対応のNASを新たに導入して既存のルータに接続するしかないからだ。
なるべく追加の費用をかけずにタイムカプセルの代わりになる環境を作れないかと思っていたところ、Macミニをタイムマシン共有サーバとして活用する方法があることを知った。ここではその設定手順について解説しよう。