2018.06.12
iPhoneだけで手軽に写真は美しくできる。ただ、それはしっかり基本を知っていれば。レタッチってそもそもなんなのか、iPhoneとMacのレタッチの違いとは? 初めての人もそうでない人も、まずは基本を知るのが上達の近道だ。
【赤目補正】
フラッシュやストロボを使って人物を撮影すると、瞳孔を閉じる時間がないため、フラッシュなどの光が網膜に反射して血管の色である「赤」が目に光ってしまう。これを修正する機能。なお、フラッシュなどで撮影するときに、撮影直前に数回点滅する機能があるが、これは瞳孔を閉じる時間を与え、赤目になることを防ぐ機能である。
【明るさ】
写真の明るさを表す。デジタル写真では多くの場合「色の明るさ」を調整し、明るくしたり、暗くしたりするため、明暗を調整している「露光量」などと混同されることが多いが、調整後の絵はまったく異なる。
【アンシャープマスク】
写真の色の境界をはっきりさせる機能のひとつで、一般的なシャープで補正したときに出現する色の輪郭の色づきを抑えるなど、きれいな結果を得られることが多い。
【色温度】
写真全体の色温度を変化させる機能。色温度は「色温度が高い=青系(例:蛍光灯などの光)」「色温度が低い=赤系(例:白熱灯などの光)」のように変化させられる。
【色合い(色相)】
写真全体の色合いを変化させる機能。色温度(キャスト)機能も、色合い(色相)を変化させる機能のひとつと言ってよいだろう。
【HDR】
写真を撮影する際、明るい場所、暗い場所の両方、またはそれ以上の写真を同時に撮り、合成することで、白飛び(明るすぎ)、黒つぶれ(暗すぎ)をなくす機能。撮影後の写真にHDR効果をかけられる機能もある。
【覆い焼き】
写真の中の一部分部分だけを明るくする機能。また、反対に「焼き込みツール」を使うと暗くなる。由来はネガフィルムのプリントする際の暗室用語である。