野呂エイシロウの「ケチの美学」第12回|MacFan

アラカルト ケチの美学

野呂エイシロウの「ケチの美学」第12回

文●野呂エイシロウ

人気放送作家が語るケチとアップルの交差点。

名刺交換したんだから仕事をする

仕事で名刺交換をすることは日常茶飯事。ボクも毎日10枚は名刺交換をする。だから、毎月3~4箱はなくなってしまう。

そして、そのあとほぼメールをする。遅れてもいいから、時間のあるときにどんどんメールをする。それで、できる限りアポを取り合う。そう、ケチなのでせっかく会ったのだから仕事をしようと思う。きっとすべての人の役に立てるのだから。

ちょっと下世話な話であるが、毎日名刺交換を10枚しているので、その人全員と100万円の仕事をしたら、それだけで1000万円の売上である。それで、毎年2000人とは名刺交換をするから20億円の新規受注。そう、そういう計算だ。

ただ、残念ながら、実際に弊社はその売上がない。つまり、ボクはその努力を怠っているのだ。魅力と能力を伝えきれてない。でも、そうなるように日々努力をし続けている。

すべての人が、誰かの役に立つ。できることはいくらでもある。せっかく出会ったのだから仕事をしないともったいない。

友だちとして出会ったら、ご飯を食べたり遊んだりしないともったいない。ボクの人生は人との出会いで成り立っているのでそんなことをよく思う。

名刺交換をしたのだから仕事をする前提であることは当然である。仕事をする気がないなら名刺交換をしないほうがいい。時間とお金の無駄だ。

 

 

EishiroNoro

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。




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