2018.03.07
小型なボディに 高性能カメラを搭載 ! 自動撮影モードでプロ並みの空撮を
アウトドアに持ち出そう!
この数年のコンシューマ向け空撮ドローンの進化は目覚ましいものがあります。以前は一部の好事家向けという印象もありましたが、安定したフライトアシスト機能や4K動画撮影への対応などにより、そろそろ本格的に導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
DJIから登場した新型ドローン「Mavic Air(マビック・エア)」は、そうした人たちからの期待に十分応えられる製品です。同社の製品ラインアップの位置づけとしては、高性能な「Mavic Pro(マビック・プロ)」と入門用の「Spark(スパーク)」の中間にあたります。プロペラアーム部を折りたためばカバンにも収納できるコンパクトサイズで、重量的にはより軽いスパークよりもモバイル性に優れていると感じました。送信機(リモートコントローラ)も、着脱式のスティックを取り外し、アンテナやiPhoneを固定するためのクランプを折りたためばポケットに入ります。これだけコンパクトに収納できれば、山や海へ旅行に行く際には持っていこうという気になりますね。
ドローンというと「設定や操縦が難しいのでは?」と感じる人も多いと思いますが、設定は「DJI GO 4」アプリで数ステップで完了し、すぐにフライトできます。ドローン初心者が一番緊張するであろう離陸や着陸も自動アシスト機能があるので、画面をタップするだけで安定したホバリング状態に移行できます。特に屋内であれば、空中にピタリと静止し、カメラも3軸のジンバルが効いているため撮影した映像も機体ブレなどは起こりません。7台のビジョンシステムと赤外線センサを利用して周辺の3D空間認識を行う「フライトオートノミー2.0」や、フライト中の障害物を自動回避する「APAS(高度操縦支援システム)」の採用により、これまでのどのモデルよりも飛行安定性に優れていて、個人的な印象ですが、スパークよりも操縦しやすく初心者にこそ適しているドローンだと感じました。
折りたたみ収納できるモバイルドローン
4Kカメラを搭載したドローンとしては驚きのコンパクトさ。プロペラのアーム部分を器用に折りたたむことで、手のひらに乗るサイズに収納できます。付属のキャリーケースに入れて旅行などに持っていくのも苦になりません。