「お悩み別」便利ワザセレクション❶|MacFan

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これでバッチリ!

「お悩み別」便利ワザセレクション❶

文●今淳一海老原昭小原裕太栗原亮小平淳一松山茂編集部写真●黒田彰

iPhoneの困った!はテクニックで解決できる

バッテリを節約したい! に効く便利ワザ

iPhoneを長く使っていると、どうしてもバッテリの減りが気になってきます。そんな悩みも、便利ワザによって解決できるのです。

 

演出効果をオフにしよう
→使うのは「設定

本体を傾けると背景の壁紙が少し動く、アプリがホーム画面のアイコンから飛び出しながら起動する、アプリ切り替え画面が左端からニョキッと現れるなど、さまざまなアニメーション効果で随所に楽しい演出が施されたiOS。iPhoneを使っているだけで楽しい、心地よいのはこうした演出効果のおかげではありますが、これらもバッテリを消費する一因です。アニメーションの演出効果をオフにすれば、わずかながらでもバッテリの節約につながるので、不要であれば「設定」から[視差効果を減らす]をオンにしましょう。

「設定」アプリから、[一般]→[アクセシビリティ]→[視差効果を減らす]とタップして、[視差効果を減らす]のスイッチをオンにすると、各種演出効果がオフに。

 

 

ディスプレイの明るさを下げて使おう
→使うのは「設定

iOSデバイスでもっともバッテリを消費するパーツはディスプレイだと言われています。iPhone Xには消費電力の少ない有機ELディスプレイが採用されているとはいえ、必要以上にディスプレイが明るいと、バッテリは見る見るうちに減っていきます。特にゲームをプレイするときなど、ある程度長い時間ディスプレイを点灯させたままにする場合は、ディスプレイの明るさを下げると、バッテリ節約の効果は絶大です。

「設定」アプリをタップ、[画面表示と明るさ]をタップすると表示される画面で、[明るさ]のスライダを左方向にドラッグするとディスプレイの輝度が下がります。

 

コントロールセンターでも、ディスプレイの明るさ(輝度)を調整できます。太陽のアイコンのインジケータを下方向にドラッグすると、輝度は下げられます。

 

 

画面の自動ロックを最適化しよう
→使うのは「設定

バッテリの節約にもっとも効果があるのはディスプレイの使用を極力抑えることですが、サッとiPhoneを取り出してSNSなどをチェックしたあと、画面を消灯させずにポケットにしまい込んでしまうというのはよくあることです。これではポケットの中でもディスプレイは点灯したままになり、バッテリも消費してしまいます。iOSには「自動ロック」機能があり、一定時間無操作が続くと自動消灯してくれます。

消灯までの無操作時間は、「設定」→[画面表示と明るさ]→[自動ロック]とタップして変更します。もちろん、そのつど電源ボタンを押して手動で消灯させるのも有効です。

 

 

カバンの中の不意のディスプレイ点灯を防ごう
→使うのは「設定

「手前に傾けてスリープ解除」は、iPhoneを手に持って、自分にディスプレイを向けることでスリープが解除される機能です。特にiPhone Xユーザにとっては、電源ボタンを押さなくてもディスプレイが点灯、そのままFace IDでの認証が行われるため、非常に重宝する機能です。しかし、iPhoneをカバンの中に入れて持ち歩くと、位置によってはディスプレイが勝手に点灯し、バッテリをムダに消費してしまうことになりかねません。利便性は捨てがたいですが、こうしたケースではこの機能はオフにしておくほうがいいでしょう。

「設定」→[画面表示と明るさ]をタップすると表示される画面で、[手前に傾けてスリープ解除]をオフに。以降はホームボタンか電源ボタンを押して点灯させます。

 

iPhone Xの場合、ディスプレイに触れるだけで点灯させる[タップしてスリープ解除]も不意の点灯の恐れがあります。[アクセシビリティ]の画面でオフにしておきましょう。

 

 

バッテリを消費するのはどのアプリか調べよう
→使うのは「設定

アプリの中には、起動して操作している間はもちろん、バックグラウンドで断続的にデータ通信をしていたり、iPhoneの位置情報サービスを使ったりするものがあります。こうしたアプリは、一切通信などを行わないアプリに比べて当然、バッテリの消費量も多くなります。しかし、どのアプリがどれだけバックグラウンドで動作しているのかは見た目ではわからないので、[バッテリー]の設定画面から確認しましょう。この画面にはバッテリ消費の大きい順にアプリが一覧表示されるので、極端に大きいものは終了させましょう。

「設定」アプリから[バッテリー]をタップすると表示される画面。ここで過去24時間/7日間でバッテリ消費の大きい順にアプリが一覧表示されます。

 

バッテリ消費の大きいアプリは、アプリスイッチャーの画面から終了させます。その中で利用頻度が高くないアプリはアンインストールするのも効果的です。