「日本語入力」の便利技をマスターしよう|MacFan

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「日本語入力」の便利技をマスターしよう

文●中村朝美松山茂村田有紀立体イラスト●イシカワコウイチロウ写真●黒田彰

「日本語入力」の基本、トラブルシューティング、役立つTIPSや、合わせて使いたいソフトなどを丁寧に解説します。

キーボードではなく声で日本語入力するワザ

macOSでは、キーボードでのタイピングのほかに音声入力で日本語を入力することも可能です。Macに向かってしゃべるのは少しハードルがありますけれど、タイプミスなどがないためスムースに文章を入力できる場合があります。もっとも、日本語では外来語が頻発するうえ同音異義語も多いので入力後の修正は必須ですが、キーボードで長文を打って指が痛くなったときのインターバルに使ってみるといいでしょう。なお、音声入力するにはMacにマイクが内蔵されていること、周囲が静かであることといった条件があります。MacにiPhone付属のマイク付イヤフォンを挿して使うと精度が高まります。

音声入力を開始するには、システム環境設定の[キーボード]パネルにある[音声入力]タブで音声入力を入にして、ショートカットを設定します。

 

テキストエディタや新規メール、メモなどのソフト上で上記で設定したショートカットを押して入力したい文章を読み上げます。この時点で誤変換・誤認識があっても気にせず続けてください。

 

文章が長くなると文脈から誤変換・誤認識が修正されることがあります。破線のアンダーラインがあるところは、ほかの変換候補があるという意味なのでキャレットを移動すると修正できます。

 

macOSの音声入力で使える句読点や改行、記号を入力するときの発音をまとめました。なお、これはiPhoneの音声入力でも使えます。

 

カーソル移動をショートカットで行うワザ

日本語に限らず文章を作成中には、推敲のためにキャレットを移動する操作が増えます。このとき矢印キーを使って1文字ずつ移動するのは面倒なので、ついキーボードから手を離してマウスやトラックパッドを使ってしまいます。しかし、修飾キーとの組み合せにより「単語ごとに移動」したり、「行頭または行末にジャンプ」したりできるので、マスターすればキーボードから手を離さず効率的にキャレットを移動できるようになります。ただし、日本語の場合は英語などのように単語と単語の間にスペースを入れないため、どのように移動するのか想像がつきにくいところがありますが、積極的に使っていって慣れていきましょう。

文章作成中にちょっと離れた文を修正するときに、マウスやトラックパッドを使うとダイレクトにキャレットを移動したり選択範囲を指定できますが…。

 

キャレット移動には修飾キーを使ったショートカットが用意されています。これをマスターするとキーボードから手を放さずに長距離でも素早くキャレットを移動でます。ただし、日本語は英語などと違い単語の境界があいまいなので、「単語ごとの移動」が少々使いづらいところがあります。

 

たとえば、[command]キーを押しながら[←]を押せばキャレットがどこにあってもその行の先頭に移動できます。文ではなくあくまでも「行」なので、「文頭に移動」とうまく使い分けましょう。




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