2018.02.16
「日本語入力」の基本、トラブルシューティング、役立つTIPSや、合わせて使いたいソフトなどを丁寧に解説します。
日本語の入力ができなかったり変な変換結果になってしまう!
macOSの日本語入力では、入力したローマ字が正しく「かな」に変換されず一部が英字のまま残ってしまったり、変換候補が表示しなくなったりする場合があります。こんなときは日本語入力に問題が発生している可能性が高いので、次の操作を行って復旧を試みてください。
まず最初は、キーボードの入力ソースの確認です。通常は入力ソースに日本語が設定されているはずですが、何かの拍子に入力ソースから消えてしまう場合もあります。日本語が表示されている場合も一度削除して、再追加してみましょう。
変換候補から選ぶ頻度によって候補リスト内の順番は入れ替わりますが、よく選ぶのに上位にこない場合は変換学習のリセットを試してみましょう。変換結果がおかしい現象なども、大抵の場合これで解決できます。
それでも日本語入力がおかしい場合は、[ホーム]フォルダの[ライブラリ]フォルダから「com.apple.HIToolbox.plist」を削除してみてください。
これらを試してもダメなときは、macOSの再インストールが効果的です。上書きインストールであればユーザデータなどに影響はでないので試してみてください。
システム環境設定[キーボード]の[入力ソース]に[日本語]が表示されていない場合は、[+]をクリックして追加します。表示されている場合も[−]で削除して再追加してみましょう。
[変換学習]の[リセット]ボタンは、システム環境設定[キーボード]の[入力ソース]の一番下にあります。[リセット]をクリックすると確認してくるので再度[リセット]ボタンをクリックします。
[option]キーを押した状態で[移動]メニューを開くと[ライブラリ]が選択できます。ここにある[Preferences]→「com.apple.HIToolbox.plist」を削除します。[com.apple.JapaneseAnalysis]フォルダがある場合は、こちらも削除してみましょう。
絵文字を入力したいけど入力メニューから見つからない!
macOSの日本語入力では、漢字やひらがな、カタカナだけでなく絵文字も入力できます。一部の絵文字は該当する読みから変換できますが、もっと簡単に入力する方法があります。それが「絵文字ビューア」を使った入力方法です。この絵文字ビューアは入力メニューから[絵文字と記号を表示]を選ぶと表示できますが、もしメニュー内に見当たらない場合はシステム環境設定の[キーボード]を開いて確認してみましょう。ここで指定されていないとメニュー内に[絵文字と記号を表示]が表示されません。
システム環境設定の[キーボード]パネルの[キーボード]タブを開いて[メニューバーにキーボードビューアと絵文字ビューアを表示]にチェックを入れます。