2017.12.15
ダイエットに効くソフトは便利な機能を搭載していることから、中には有料で、しかも高価なものも多いのが現状です。なるべくお金をかけずにMacのストレージを減らしたいのならば、自分で不要なデータを削除するか、内蔵ストレージ外へ待避させてしまいましょう。
Spotlightの対象ファイルを減らそう!
macOSの検索機能[Spotlight]は、あらかじめファイルの内容などをインデックス化してファイルに保存し、それを検索することで高速な検索を実現しています。このインデックスファイルも、ファイルの数が多くなってくると肥大化して容量も圧迫します。インデックスファイルを作る場所を、ファイルの置き場に限定すれば、インデックスファイル自体のサイズも小さくなりますし、インデックスを作る時間も短縮されます。
(1)最初にシステム環境設定の[Spotlight]パネルを開き、[プライバシー]タブを開きます。
(2)左下の[+]ボタンをクリックして[システム][ライブラリ][ソフトケーション]を登録します。同様にユーザの[ダウンロード][パブリック][ピクチャ][ミュージック][ムービー]フォルダも選択して登録します。iCloud Driveを使っていない場合は[書類]以外のフォルダを全部登録します。
(3)ここに登録されると検索インデックスが作成されなくなり、過去に作成したインデックスも削除されます。
Dropboxなどの同期フォルダの設定を見直そう!
「Dropbox」や「OneDrive」、「Google Drive」といったオンラインストレージは、フォルダの自動同期機能が便利ですが、フォルダ全体を同期していると、使わないファイルのぶんまでローカルのストレージを圧迫してしまいます。DropboxやOneDriveの場合は自動同期をオフにできないので、Dropbox全体を同期するのではなく、特定のフォルダだけ同期するようにすれば、必要なファイルのスペースを消費するだけで済みます。
(1)Dropboxの場合は環境設定の[同期]タブで[選択型同期]の[同期するフォルダを選択]を選びます。
(2)Dropboxの中にフォルダを作成しておき、そのフォルダを同期対象に指定します。フォルダ外にあるファイル(たとえば「写真」など)は同期されないため、最小限の消費で済みます。
(3)[Google Drive File Stream]を使えば最小限のローカルディスク消費でクラウドストレージが利用可能になりますが、基本的にビジネス用で、月額500円からの有料サービスになります。