2017.11.13
実は、ブートキャンプを使ってウィンドウズをMacにインストールする手順はそれほど難しくはありません。手順が多かったりトラブルが多発するため、手間と時間がかかって面倒なだけです。ここでは、Windowsのインストールの手順と導入後の使い方を解説します。
STEP 1 ブートキャンプを始める前の心構え
ブートキャンプでウィンドウズをインストールすること自体はとても簡単ですが、最大の問題はトラブルが多く発生することです。まず、ウィンドウズ用パーティションの作成に失敗しやすいです。
原因としては空き容量や内蔵ストレージの損傷などが考えられますが、ディスクユーティリティでは修復できません。結局、内蔵ストレージを消去してmacOSのインストールからやり直すのが近道といえます。とはいえ、Macを初期化するにはバックアップも必要なのでかなりの手間と時間がかかります。
また、パーティション分割に成功しても、ウィンドウズのインストール自体も失敗することがあります。そのときはいったん単一ボリュームに復元し、ウィンドウズサポートソフトウェアのダウンロードからやり直しになります。
このように、ブートキャンプでのウィンドウズの導入には、何度も同じ作業を繰り返しても挫けない不屈の精神が必要です。どうしてもブートキャンプでなければいけない場合を除き、Macでウィンドウズを動かすなら仮想化ソフトで仮想マシンを作成することを強くおすすめします。
(1)Boot Campアシスタントを起動
[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダにある「Boot Campアシスタント」を起動して説明を読み、[続ける]をクリック。
(2)パーティションサイズを選択
ISOイメージの[選択]をクリックして、WindowsのISOイメージを指定し、macOSとWindowsの境界線をドラッグして、ウィンドウズをインストールする領域の容量を設定します。
(3)電源アダプタを接続
MacBookシリーズの場合、電源アダプタが接続されていないと警告が表示されます。Windows 10がバッテリ動作でのインストールを許可していないので必ず接続しましょう。
(4)作業の完了を待つ
(5)パスワードを入力
最後にログインパスワードで認証すると、Windows用パーティションが作成され、自動でMacが再起動してWindowsのセットアッププログラムが開始されます。