2017.11.13
仮想化またはブートキャンプで使うウィンドウズのライセンスは、どうやって購入するのがいちばん安いのでしょうか?また、購入する前に無料で試す方法はないのでしょうか? ここではそんな疑問に答えていきます。
Windows OSを手に入れる
仮想化ソフトやブートキャンプでウィンドウズ環境をMacに構築するには、ウィンドウズOSを用意しなければなりません。
ウィンドウズ10には、一般消費者向けの「ホーム(Home)」とスモールビジネス向けの「プロ(Pro)」、モバイル向けの「モバイル(Mobile)」、企業向けの「エンタープライズ(Enterprise)」、教育機関向けの「エデュケーション(Education)」という5種類のエディションがあります。
特殊な用途でない限りは、ホームを選べばまず問題ないでしょう。アップデートのタイミングを任意に変更したり、離れた場所からのリモート接続、接続したUSBやCDをロックするなどの機能が必要であればプロにしましょう。
さらにホームとプロは、パッケージ版とDSP版、ダウンロード版があります。パッケージ版はPCショップや家電量販店で購入できるものです。DSP版は自作PCや仮想環境へのインストール向けで、パッケージ版より割安で入手できます。詳しくは下の表を参考にしてください。
PCショップによっては、安価な拡張カードと一緒にDPS版を販売しているケースもあります。Macでは使えないパーツなのでライセンス違反になる可能性がありますが、パッケージ版より安くWindowsを入手できる方法の1つです。
ダウンロードよりも安いパッケージ
ウィンドウズOSのユニークなところは、ダウンロード購入するとマイクロソフトとの直接取引となって「定価」で購入しなければならない点です。ところが、パッケージ版はショップによる値引きが受けられるので、物理メディアのあるパッケージ版のほうが無形のダウンロード版よりも安いという逆転現象が起きています。
macOSの場合は現在は完全に無料ですが、ウィンドウズはマイクロソフトの主力製品ですので無料にするのは困難なのでしょう。
なお、ウィンドウズのパッケージ版はかつて仰々しいボックスと分厚いマニュアルが入っていたものですが、現在は封筒のような紙パッケージにUSBメディアとライセンスのカードが入っているだけとシンプルです。
なお、仮想化ソフトではDVDからのインストールも可能ですが、ブートキャンプの場合はISOディスクイメージが必須なので、ライセンスを購入したあとはマイクロソフトのWEBサイトでディスクイメージをダウンロードしてください。
AmazonでWindows 10を検索すると多種多様なエディションのラインアップがヒットします。Boot Campで使うときは64ビットのバージョンを選んでください。
エディションは[Windows 10]、言語は[日本語]を選んで[確認]ボタンをクリックします。
ライセンスを購入したあとはマイクロソフトのWEBサイトでISOイメージをダウンロードします。【URL】https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO
Boot Campで利用するときは[64bitをダウンロード]をクリックしてダウンロードを行ってください。なお、ダウンロード自体は誰でも可能なのでプロダクトキーを入力しなければ自動的に評価版になります。