macOS High Sierraの「アレ、どこいった?」|MacFan

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アップグレード後の細かい変化にどこまで気づけましたか?

macOS High Sierraの「アレ、どこいった?」

文●海老原昭小原裕太栗原亮小平淳一氷川りそな編集部イラスト●鈴木みそ

ここまでハイ・シエラの新機能やトラブルシューティングを見てきましたが、新OSで戸惑うことはまだまだ出てくるかと思います。ここでは、前OSであるシエラと比べてなくなってしまったもの、仕様が変わったものを中心に、その変更点をさらっていきます。

【Finder】サイドバーの「マイファイル」が消えた

Finderのサイドバーに表示される「マイファイル」が、「最近使った項目」に名称変更。最近開いた、もしくは追加したファイルのみが表示される仕様へと動作も変わりました。

無数のファイルが表示され、かえって使いづらいと評価も低かったマイファイルがようやく改良されました。

 

【Dashboard】ウィジェットがいくつか消えた

OS X 10.4 Tigerで登場した「Dashboard」。標準のウィジェットから翻訳とFlight Trackerが消えています。これは機能を提供していたサイトがそれぞれサービスを終了しているのが原因のようです。

隆盛を誇ったウィジェットも、最近は通知センターやSpotlightなどにその機能を奪われつつあります。

 

【ネットワーク】つながらないサイトやソフトがある

ネットワーク通信時に用いられるTLS(データを暗号化する方法)にはいくつかの世代がありますが、SHA-1という古い方法を使っているタイプを使っているサイトにはアクセスができなくなりました。

SHA-1はバージョン10.12.4以降でも非サポートとなっており、接続時には警告表示が出ていました。