アラカルト 旅するように暮らし、遊び、働く

「仮想国家」を目指すエストニア①

文●四角大輔

MacBookとともに世界中を飛び回る四角大輔氏の、自由に生きるためのヒントが詰まったフォトエッセイ。

旅程にはなかったエストニアの首都タリンで、この原稿を書いている。

 

今ぼくは、世界遺産にもなっている旧市街地のど真ん中、17世紀に建てられた遺跡のような建物の3階にいる。

ぼくが営むライフスタイルの1つ、「移動生活」。ここは、この生活に必須の民泊サービス「エアビーアンドビー(Airbnb)」で見つけた屋根裏部屋。モダンにリノベーションされ、内装のセンスと清潔度は抜群で、立地は過去トップクラスなうえに、価格も1万円を切り、超リーズナブル。

今年の移動生活の訪問先は、トータルで13カ国24都市を数えた。毎年もっとも長期間を費やすのが欧州だ。今まさに、欧州17都市を約1カ月半かけて回る移動生活のまっただ中にいる。前半の3週間は客船ピースボートに乗って9都市を、後半の3週間は飛行機、列車、レンタカーを駆使して8都市を訪れる。

エストニア行きを決めたのは、実は、羽田を発つわずか2週間前。ぼくが運営に関わる「旅祭」という野外フェスで、20歳の起業家コンビ、千葉啓介・谷野龍之介と、世界のモバイルボヘミアン事情について語り合ったことがきっかけだった。

彼らは、ぼくの周りの大人顔負けのグローバルノマドで、エストニアで起業を計画していたり、ポルトガルで開催された「Digital Nomad Conference(デジタルノマド会議)2017」に最年少格で参加したりと、とにかく話していて面白い。

 

 

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Daisuke Yosumi

大手レコード会社プロデューサーとして7度のミリオンヒットを創出し、現在はインディペデントな人生を求め、ニュージーランドで半自給自足の森の生活を、年の数ヶ月は世界で移動生活を営み、場所に縛られない働き方を構築している。エコ雑誌や登山雑誌などの連載、自身の著書、オウンドWEBメディア『四角大輔のべて』(4dsk.co)をとおして、独自のクリエイティブ論とライフスタイル思想を発信。大自然への冒険と、アーティスト育成をライフワークとしながら、ベストセラー作家、会員制コミュニティ「Lifestyle Design Camp」学長、複数の企業の役員といった顔を持つ。著書に『モバイルボヘミアン』、『自由であり続けるために』、『The Journey』など。




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