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［YOGEEシリーズ］新iPhoneにぴったり！ 充実ラインナップの Qi対応充電器

Qi充電時代の幕開け

MF●iPhone 8／Xで正式にワイヤレス充電規格「Qi（チー）」が採用されました。アイキューラボでは、すでにいくつものQi対応機器を取り扱っているんですね。

丸山●Qiには3年ほど前から注目していました。昨年CES（米国ラスベガスで開催される家電見本市）を訪れたところ、製品の質も種類も飛躍的にアップしていて、近い将来ワイヤレス充電の時代が来ると確信し、早い段階から日本市場への投入を決めたのです。今年前半の段階ではギャラクシーS8など一部のモデルくらいしかQiに対応していませんでしたが、iPhone（8／X）が正式にサポートしたことで状況は大きく変わりました。これから爆発的にワイヤレス充電の需要が高まると思います。

MF●それにしても、豊富な種類の製品がありますね？

丸山●これでも、かなり絞り込んだほうですよ（笑）。選定の段階ではこの何倍もの種類がありました。Qi規格の充電器自体は非常に多くのメーカーが製造しているのですが、品質やデザインはまちまち。中には設置場所が少しでもズレると充電できない粗悪なものもありました。

MF●ヨギー（YOGEE）というメーカーのものが多いですね。

丸山●現在はヨギー、コンソン（CONSON）、ロック（ROCK）、アウェイ（AWEI）という4ブランドのQi充電器を取り扱っていますが、ヨギーはその中でもトップクラスの人気を誇っています。アメリカではスターバックスのカウンターテーブルにヨギーの充電器が埋め込まれているんです。

MF●信頼性が高い証拠ですね。イチオシのモデルはどれですか？

丸山●量販店で人気があるのは、モバイルバッテリとしても使える充電器「YOGEE Wireless Charger Power Bank 8000mAh」です。iPhone 8などのQi対応デバイスを上に置くだけですぐに充電できますし、複数積み重ねることで充電器自体も充電できるんです。

MF●重箱のように積んでおけば、いつでも満充電の状態で利用できるというわけですね。

佐藤●ほかにも、ヨギー製品では超薄型タイプや木目デザインのもの、USBの高速充電を3ポート搭載したモデル、車載モデル、スタンド型などシチュエーションに合わせたモデルを取り揃えています。

MF●机の上に置くか、ベッドサイドに置くかで最適な形は異なりますしね。接触面に角度が付いているモデルは動画を観ながら充電したいときに便利そうです。アップルウォッチも充電できるのでしょうか？

佐藤●アップルウォッチもおそらく同様の技術を利用しているのでしょうが、第1世代などはQi対応を表明していないので対応機種には入れていません。また、平らな場所に置くモデルでは充電状態になるものもありますが、スタンド側に角度が付いているモデルは位置合わせが難しいので充電には適していません。

購入時の注意点

MF●Qi製品を購入する際に気をつけることはありますか？

丸山●Qiには5W、7.5W、10W、15Wといった規格が策定されています。今回のiPhone 8／Xは7.5Wに対応しており（ソフトウェアアップデートにより対応予定）、現在発売されている充電器も5Wか10Wのものがほとんどです。しかし、今後はより高出力な規格を採用した製品が増えていくと思います。来年発売のアップル純正の「エアパワー（AirPower）」は15Wに対応している可能性もありますし、iPadでは充電時間を短縮するために上位規格のQiが採用されるかもしれません。購入時にはお持ちのデバイスと充電器が何Wに対応しているかを調べたほうがいいでしょう。

佐藤●iPhoneケースにも注意が必要です。弊社ではすでにiPhone 8／X用のケースの取り扱いを開始しており、これらのケースを装着したままQiで充電できるかしっかりテストしています。たとえば、アルミニウムのケースは厚みに関わらずワイヤレス充電ができないなど、素材によって向き不向きがあります。

MF●ワイヤレス充電をしたいなら、デザインだけでケースを選ぶのはやめたほうがいいんですね。