2017.10.13
新しいiPhoneを購入したあと、これまで使っていたデバイスはどうしましょうか? ベストな売却方法を考えてみましょう。
余ったiPhoneを活用
新しいiPhoneを買う前に、今使っているデバイスの処遇はどうしたらいいでしょうか。新製品を買ったあと、使い終わったデバイスは自宅で持て余してしまいがちです。使わなくなったデバイスを手放すとして、売却を希望する場合、大手ショップや通信キャリアに買い取りや下取りを申し込むのが一般的な方法ですが、アップルオフィシャルの下取りサービス「アップルRenewプログラム」を利用する方法もあります。
このプログラムを利用すると、今までよりもずっと簡単にアップルデバイスを売ることができるのです。これから、アップルRenewプログラムの詳細や手順、Q&Aなどを取り上げていきます。
それを見て、「アップルの下取り、思っていたより金額が安いな…」と思った人は、大手ショップや通信キャリアに買い取りや下取りを申し込んでもいいでしょう。ネットオークション「ヤフオク!」やフリーマーケットアプリ「メルカリ」を使った個人間取引を利用するという手もあります。手間や金額などを比較して、自分にとってベストな処分方法を決めましょう。
最後には、iPhoneを売る前にやっておきたい、買い取り査定額がアップする一工夫を載せておきます。ぜひ参考にしてください。
Apple Renewプログラムを完全理解
目的はリサイクル
2016年4月から、アップルが独自の下取り/リサイクルサービスである「アップルRenewプログラム」をスタートさせました。このプログラムをうまく活用すれば、これまでより簡単にアップル製品を売却することができます。
まず理解しておきたいのが、アップルRenewプログラムは、使い終えたデバイスを回収してリサイクルするのが目的だということです。ソフマップなどといった買い取りを行っているショップとは異なり、ここで下取りしたデバイスは再販されることはありません。デバイスはすべて分解され、リサイクルされます。
買い取りとは異なる
アップルRenewプログラムを利用する場合、アップルストアに持ち込むか、アップル公式サイトからオンラインで申し込むかの2通りが選べます。これらは下取りの手順がそれぞれ異なるので、申し込む際には注意が必要です。また、アップルRenewプログラムの下取りは、20歳以上でなければ利用できません。これはアップルストアとアップル公式サイトで共通です。
アップルストアに行って直接下取りを申し込む場合は、その場で新しいiPhoneやiPad、アップルウォッチを購入することが前提になります。その際、不要になったiPhoneやiPadを下取ってもらい、その代金を支払いの一部に充てられます。
一方、アップル公式サイトで申し込む場合は、ページのリンクからパートナー会社である「ブライトスター(Brightstar)」のオンラインフォームを利用して下取りを申し込みます。下取り対象のデバイスを指定の住所に送り、査定終了後に下取り金額がチャージされた「アップルストアギフトカード」がメールで届く、という手順になっています。
このギフトカードは、近くのアップルストアやアップル公式サイトで製品を購入する際に利用できます。アップルストアが近くにない人でも自宅から申し込めるので、すぐにでも使わなくなったiPhoneやiPadを下取りに出すことができます。また、Macや他社製のスマートフォン、ウィンドウズパソコンを下取りに出せるのもメリットの1つです。
アップル製品の中でも、iPodはアップルRenewプログラムの対象外です。別のサービスとして、不要になったiPodをアップルストアに持って行くと、その場でiPodタッチを購入する場合に限り10%割引が適用されるというものがあります。ただし、iPodシャッフルは持ち込み対象外です。
Apple Storeで売るメリット
[その1]その場で新しいデバイスにグレードアップできる
[その2]不明な点をApple Storeのスタッフが丁寧に解説してくれる
[その3]希望ならパーソナルセットアップまでしてくれる
[その4]キャリア版のiPhone、iPadにも機種変更できる
Apple公式サイトで売るメリット
[その1]Apple Storeまで持って行く必要がない
[その2]下取り金額の見積りができる
[その3]配送キットが送られてくるのでデータを消去してApple製品を返送するだけ
[その4]Macや他社製のスマートフォン、ウィンドウズPCも下取りに出せる