2017.10.13
[Color & Material]素材感がまったく異なる仕上がりに
カラーは実物を見て判断を
それでは、iPhone 8/8プラスは7シリーズとどう違うのか具体的に見ていきましょう。ちなみに、iPhone Xとの比較も行いたかったのですが、まだ発売前で実機が入手できないため、次号以降で解説します。
iPhone 8/8プラスはiPhone 7シリーズとほぼ変わらないデザインのため、WEB上の写真で見ると違いがあまり見えないかもしれません。しかし、背面の素材がアルミニウムから前面と同じガラスとなり、ツヤツヤとした高級感のあるまったく新しい製品となりました。たとえるなら、iPhone 6シリーズ以降のデザイン性と、iPhone 4/4Sのガラスの質感を組み合わせたような仕上がりです。
カラーラインアップはスペースグレイ/シルバー/ゴールドの3色展開。旧世代の5色からジェットブラックとローズゴールドがなくなり、ブラックがスペースグレイに置き換わっています。ガラスの仕上げは7層のカラープロセスを経た豊かな色味を実現したため、ネーミングは同じでも従来とはまったく異なる印象です。特にゴールドはライトなローズベージュに近く、従来のiPhoneやiPad、MacBookのゴールドとは別物と言ってよいほど。カラーにこだわるのであれば、実物を見て判断することをおすすめします。
アンテナ部はより控えめに
アルミニウム素材を採用したiPhone 6/6 Plus以降、アンテナからの電波を通すための樹脂部分、いわゆる「Dライン」が上下の縁に沿って入っていました。しかし、iPhone 8/8 Plusではガラス素材を採用したため、背面のラインはなくなり、側面のアルミフレーム部分にのみラインが入っています。そのため背面はよりスッキリとなり、ガラスの美しさが映えるデザインに仕上がりました。
新色のゴールド
スペースグレイ、シルバー、ゴールドの3色展開となったiPhone 8/8 Plusのカラーリング。これまではiPhoneの一部カラーがiPadやMacBookでも採用され、統一感がありましたが、ガラス素材になったことでiPhone 8/8 Plus(およびiPhone X)は異色の存在感となりそうです。なお、素材がアルミニウムからガラスに変わった理由は、ワイヤレス給電に対応するためです。