2017.09.18
「Macの買い方・売り方」の基本、トラブルシューティング、役立つTIPSや、合わせて使いたいソフトなどを丁寧に解説します。
Macを購入する前に知っておきたいこと
新機種の登場を心待ちにしている人、そろそろ買い替えを考えてる人、そしてMacへの乗り換えを決意した人などなど、すべてのMacユーザが通る道、「Macの買い方、売り方」が今回のテーマとなります。
ご存じの方も多いかと思いますが、中古を除く現行機種に絞ってみると、Macの正規販売店は限られています。大きく分けると、(1)アップルストア(Apple Store)、(2)アップル公式サイト、(3)アップルプレミアムリセラーやアップルショップなどの公認ショップ、(4)量販店やパソコン専門ショップの4つとなります。
量販店やパソコン専門ショップで購入するメリットとしては、ディスカウントやポイントの加算が期待できる点が挙げられます。アップルストアの場合は、整備調整済み品などを除いてほとんど値引きはありません。またアップルストアがある場所は、現在のところ大都市圏に限られています。近くにアップルストアがないという人にとっても、量販店やパソコン専門ショップは有力な選択肢になるでしょう。
なお量販店の場合でも、現行機種、特に発売間もない機種については、ディスカウントがないことがほとんどです。ポイントの還元率も通常の家電に比べると低めに設定されているので、事前の確認が必要でしょう。
アップルストアとアップル公式サイト
ではアップルストアには、どんなメリットがあるのでしょうか。アップルストアでは、ショップスタッフがアップル製品のエキスパートであるため、いろいろと相談できます。購入する機種やスペック、そして互換性などで迷っている場合には、力強い味方となるでしょう。また初回起動時の設定までサポートしてもらえるのもうれしいポイントです。
一方、アップル公式サイトでは、購入時にメモリやストレージ、プロセッサなどのカスタム注文が容易にできます。アップルストアなどでもカスタムは可能ですが、アップル公式サイトなら、スペックを変更した場合の価格など、いろいろとシミュレーションができます。特に最近のMacの多くは、パーツの交換が自分ではできない仕様になっているため、カスタマイズが必要な場合はアップル公式サイトの利用が便利でしょう。
こうした特性の違いから、パソコン初心者や初めてMacを購入するならアップルストア、買い替えやアップグレードが目的の中・上級者ならアップル公式サイトといった使い分けもできます。そして時間に余裕があるのならば、実際に近隣のショップに足を運び、コストやサービスなどを比較してみる。それが、いい買い物への第一歩です。
主な量販店のポイント還元表
多くの家電量販店では、ポイント制度を導入しています。一般的な家電の場合は、現金支払いで10%、クレジットカードで8%が平均的な還元率です。ただし例外的に還元率が下がる商品があり、アップル製品もそのグループに含まれます。なお、表ではオンラインでアップル製品を購入した場合の還元率を記載しており、店頭での還元率とは異なります。キャンペーンや機種によっても還元率は変動しますので、店頭などで確認するといいでしょう。
これだけは知っておきたいコトバ
[量販店]
大量の商品を陳列販売する小売店。全国規模で展開するチェーン店が多くあります。記事では、パソコンを含む家電製品を扱う家電量販店を指します。
[カスタマイズ]
ユーザのニーズに合わせて、設定や機器の内容を変更すること。ハードウェアのカスタマイズは、主にメモリ、ストレージ、CPU、グラフィックスカードなどの交換、増設を指します。
[チャット]
インターネットを介した、リアルタイムのコミュニケーションを指します。アップル公式サイトでは、問い合わせ方法の1つとしてチャットが採用されています。
[Today at Apple]
アップルストアで開催されている、無料のセミナーやワークショップのことです。アップル公式サイトのストアページなどで情報の確認や参加登録ができます。