「ネットの脅威」が身近に… あなたはどう立ち向かう?|MacFan

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知っているつもりが一番危ない!

「ネットの脅威」が身近に… あなたはどう立ち向かう?

文●海老原昭栗原亮小平淳一イラスト●大野文彰

ネットを使ううえでセキュリティ対策は欠かせません。しかし、実際にトラブルが発生するまでは何もしないという人が多数派です。まずは、あなた自身のセキュリティ意識をチェックする9つの質問に答えてみましょう。

ネットの脅威を知る

アップルユーザにとって、インターネットを利用しない日なんてほとんどないでしょう。ニュース記事や動画視聴など、多くの便利なサービスが提供され、クレジットカードを使ったオンラインショッピングや各種料金の支払い、旅行サイトの申し込みなど、日常生活に関わる手続きもネットで行う人が増えています。

このような「ネット社会」を安心・安全に過ごすためには、セキュリティについての広範な知識やリテラシーが必要とよく言われています。確かに原則としてそれは間違いはないのでしょうが、実際のところネットのセキュリティ技術そのものは難しいことも多く、ついつい理解するための努力は後回しになってしまいがちです。

そこで、本特集ではネットの「脅威」を実際に発生した事例ベースで具体的に取り上げ、そこで展開された攻撃者の手口の巧妙さやそれがもたらす被害の大きさについて詳しく解説していきます。まずは、あなたのセキュリティに対する現在のリテラシーのレベルをチェックするためのクイズを用意しましたので、試してみてください。正解は本特集を読み進めていくことでおのずとわかってくるはずです。

もちろん、アップル自身が宣伝するようにmacOSやiOSは強固なセキュリティ対策が施されたOSです。しかし、それでも完全に安全とは言えませんし、たとえ現在は問題がなくても新たな攻撃手法が開発されることもあるため、将来にわたって安全とも言えません。さらに、OSが安全だったとしても、WEBブラウザやソフトも意外なところにほころびがあると、その脆弱性を攻撃されてしまい、ユーザは安全を脅かされます。こうした問題についてどう対策し、どのような設定であればセキュリティを高められるか、さらには本当にMacやiOSデバイス「だけ」を守っていれば安全なのかについても理解を深めましょう。