2017.09.19
Macの裏ワザ、隠しワザ、以外な活用方法など…大声では言えないとっておきの
ミッションコントロールって使ってますか? 使いにくいと思っているのであれば、設定を見直してみましょう。また、かつての便利な仮想デスクトップ機能を安全に使う方法についても紹介します。
ミッションコントロールはなぜ使いにくいのか?
スペースが自動で並び変わる
直感的な操作性が魅力のmacOSですが、どうしても使いこなせないとよくいわれるのが「ミッションコントロール」です。ウインドウや操作スペース、フルスクリーン表示したソフトをまとめて俯瞰できる便利な機能です。最近ではスプリットビューという分割表示機能も追加されました。その高機能さゆえに規則性が理解できず、使い方が難しいと思ってしまうようです。そもそも存在に気がついていないユーザも意外と多いでしょう。
筆者もMac歴は長いほうですが、確かにミッションコントロールはそれほど活用しているとはいえません。5~6個までのソフトやウインドウを切り替えるだけなら[コマンド]キー+[タブ]キーで表示されるアプリケーションスイッチャで事足りるからです。
とはいえ、込み入ったマルチタスクな状況ではミッションコントロールは有効です。ところが、デスクトップや操作スペースの並び順は、直前に使った操作スペースやソフトが左側に来るように順番が自動的に切り替わってしまうため「メール」の右側に「カレンダー」といった覚え方ができません。おそらく、ミッションコントロールの使いにくさは、こうしたmacOSの「おせっかい」が理由かもしれません。
使いやすくカスタマイズ
対策は簡単で、システム環境設定のミッションコントロールの項目から、自動で並び変わるチェックボックスをオフにするだけです。しかし、そのメニューの項目名はどれもわかりにくく、何を意味するのか直感的に把握しにくいのは問題といえるでしょう。
ここで、ミッションコントロール画面が自動で並び変わらないようにしたり、ダッシュボード機能を切るなどシンプルな設定にカスタマイズすれば、初期設定よりは理解しやすくなります。
また、複数のデスクトップを利用する場合は、切り替えのためのショートカットも設定しておくといいでしょう。しかし、根本的な使い勝手については大きく変わらないので、より快適に使いたいのであれば、サードパーティのユーティリティを利用するという方法もあります。