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データアクセス編

故人のMacにログインできない!

文●氷川りそなイラスト●藤原鉄頭

さまざまなデータがまとまって格納されているのがコンピュータ、Macです。この中を見ればだいたいのことがわかるのに、いかんせん、パスワードがわからない。どうすればいいの?

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1人暮らしだった父は、筆者の影響もあってか、Macを愛用していました。当初はセットアップも自分1人ではできない「超初心者」でしたが、最近新しく買い換えたMacではユーザやiCloudといったアカウント作成もできるまでスキルアップし、お小遣いを使って始めた株式投資や日々の健康管理の記録付けなど、日常生活を快適にするために活用していたようです。

しかし、この「便利さ」が時として大きな問題になることもあります。そう、それがまさに自分が死んだとき。デジタル化がすっかり進んでおり、葬儀に必要な連絡先やこの後必要になるであろう各種サービスの契約情報、さらに医療保険の払い戻しを受けるための各種診断記録など、あらゆるものがMacの「ログインパスワード」によって守られてしまい調べられなかったのです。

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【解決のポイント】残された側が必要となるデータを囲い込まない

プライバシーの問題は非常に繊細な要素を含むとはいえ、あらゆるデータをMacの中に溜め込み「勝手に触ってくれるな」とログインパスワードで囲い込んでしまうと、そこにしかない情報が葬儀に必要だったときに遺族が困ります。そこには連絡先の一覧や撮りためた家族の写真、メールやメッセージの履歴などが残されていることでしょう。

手軽に溜め込めることから、ついMacの中にしまいこみがちですが、こういった「お金が絡むもの」や「人間関係が絡むもの」などは本当に自分だけが知っていればいいのでしょうか。一度自分ごととしてチェックすることで「データの公私混同」を避けるヒントになるはずです。

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(1)ログインパスワードを設定していると、ログイン画面でパスワードの入力が求められます。当然ですが、パスワードがわからないと、Macにログインすることができません。




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