2017.07.11
未曾有のスペックを持つオールインワン・ワークステーション
【発売】アップルジャパン
【価格】4999米ドル(日本での予定価格は未発表)
【発売日】12月発売予定
同梱物
現時点で公開されている情報では同梱物は電源ケーブル、Magic Keyboard(テンキー付き)とMagic Mouse 2、Lightning to USBケーブル。キーボードとマウスのカラーはスペースグレイになる。
想像の彼方へ
Macプロは今年中のアップデートは間に合わず、2018年を目処に新モデルを発表する。その代わりiMacにハイエンドプロ向けの製品ラインアップを追加し、年末までに提供する予定だ│このアナウンスを海外メディアが報じたのが4月。そのわずか2カ月後のWWDCでここまで詳細な形で発表されるとは、誰が予想できただろうか。
iMacプロのスペックは最低でも現行のMacプロ、しかも上位モデルに匹敵するスペックから提供される予定だ。フルカスタマイズ仕様になれば、もはやウィンドウズを含むコンシューマベースでは比較できるモデルがなく、比較対象はプロゲーミングかワークステーションといった専門分野でないと競合製品がいないレベルである。
また、iMacプロは過去の世代比較して67%も大きい500Wの電力を必要としているため、筐体内部の冷却機構はエアフローで75%、熱容量で80%増えるように廃熱を再設計している。つまり、これはPower Mac G5やMacプロ(現行モデル)に匹敵するレベルでのプロ向けエンジニアリングの大改修であり、それだけアップルが熟考を重ねたうえで仕上げた製品だと言える。半年後にはなるものの、そのパフォーマンスは「過去最高」を謳うに相応しい振る舞いが期待できるはずだ。