2017.07.26
読書ブロガー・徳本昌大氏がオススメする今月の1冊。仕事に、人生に、本は新たな気づきを与えてくれる。
第25回 人生をよりよいものにしてくれる「大事な仲間」の作り方
“人を見る目”は確かですか?
人には人生のステージごとに、さまざまな出会いがある。そして、そのとき出会った相手から得たヒントがきっかけで、運命が大きく変わることもある。これこそが人づきあいの醍醐味であり、「成長学」のレクチャーでもっとも強調されるポイントでもある。(リー・ウェイウェン)
「付き合う人によって未来が変わる」。これはある意味恐ろしいことですが、その時々で付き合う人によって人生に変化が訪れるのは確かです。嫌な人と付き合うことほど不幸なことはありません。しかし、それを選ぶのも自分自身。人生をよりよいものにしたければ、正しい人を選択する必要があります。自分自身を成長させてくれる仲間やパートナーをしっかりと選びましょう。
本書の著者は、先の言葉に続いてこのように言っています。
「人と出会い、人に助けられながら、人生の進路を修正していくことが大事なのだ」
現状、あなたが孤立無援だと認識しているなら、今すぐ人間関係を改善すべきです。一人ぼっちのチャレンジは、リスクが高く、成功を遠ざけます。人生のステージごとに優れた人間関係を築き、正しい道を選べるようになるには“人を見る目を養う”ことがポイントです。
相手をしっかりと観察し、隠れた長所を見出すようにしましょう。仲間の長所を取り入れ、自分を改善していくことで、自分自身が自然と変わっていくのを実感するはずです。
そのためには、次の2つの原則を覚えておくとよいでしょう。①どんな相手にも必ずどこかしら学ぶべき長所があるということと、②公平な基準で判断すべきだということです。