MandalArtを使って目標や課題を解決|MacFan

レクチャー となりのアプリ

第12回 降籏達生

MandalArtを使って目標や課題を解決

文●美崎栄一郎

「iPhone/iPadバカ」でも知られるビジネス書作家・美崎栄一郎氏が、著名人のiPhoneの中身を覗き見!

見せる人/降籏達生

ハタコンサルタント株式会社代表取締役/建設技術コンサルタント。建設の専門家としてテレビやラジオ、新聞取材多数。代表的な著書に『受注に成功する! 土木・建築の技術提案』(オーム社)や『今すぐできる建設業の原価低減』(日経BP社)など。【URL】http://www.hata-web.com/index.html

 

降籏達生さんのiPhoneメイン画面にあるアプリ MandalArt/GEMBA Note/Nozbe/X-MP雨情報/Ritual

 

 

目に入る雨粒で判断!?

今回のゲストは、建設業向けに技術コンサルティングをしている降籏達生さん。元は大手ゼネコンである熊谷組でダムやトンネル、橋梁などの建設に携わっていましたが、1995年に起きた阪神淡路大震災をきっかけに独立。現在のハタコンサルタント株式会社を創業するに至ったそうです。奇しくも、東日本大震災を期に独立した私と似た経歴をお持ちです。

まずは、熊谷組時代に担当したダムの建設現場について聞いてみました。

「人もいない、インフラも整っていない山の中で、4年近くに渡ってダムを建設します。昔は今よりも“経験と勘”が重要でしたね。たとえば、一定量の雨が降ると、コンクリートを固める工事ができなくなってしまう。なので、当時は“あの山の上に雲ができると雨が降る”といったような経験則を駆使して、工事を中断するか否かを判断していました」

また、雨量の確認は、空を見上げて目の中に入る雨粒の量で見極めていたのだとか。まさに経験がないとできない技ですね。

しかし、今ではiPhoneアプリを使うことで、工事の進行を判断できます。このような効率的な工事の方法を、降籏さんは総合的にコンサルティングしているのです。建設技術も向上していますが、IT技術も同様に進化しています。降籏さんのように、現場にも技術にも詳しい人がサポートしてくれると、業務効率はグッと向上しますね。

さて、建設業界が抱える問題の1つが、若い世代の人材不足。そこで、若い人が建設業界に入ってきてくれるように、降籏さんは高校や専門学校での講演を積極的に行っています。そこではどのような話をするのでしょう。

「たとえば、橋梁建設の現場の話をします。海に橋梁を作るときは、まず海にコップのようなモノを沈め、その中で作業員が息ができるようにしながら、徐々に橋の脚になる部分を海底に埋め込んでいきます。この話は若い人たちも興味津々で聞いてくれるんですよ」




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