2017.07.09
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トヨタとの提携を発表するなど、グラフィックチップだけでなく、AIの分野でも注目を集めている半導体メーカー・NVIDIA(エヌビディア)。台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2017(コンピュテックス台北2017)」で同社が示した「今後のゲーミング・ノートPCのトレンド」をレポートする。
注目を集めるGPUメーカー
去る5月30日~6月3日、台湾・台北で「コンピュテックス台北2017」が開催された。コンピュテックスは、その名のとおりコンピュータやパソコン、その関連製品においてアジア最大規模の展示会だ。このイベントに合わせて、インテルが新しいCPUを正式に発表するなど、次世代PCのトレンドがアップデートされる場でもある。
そんな中、会場内に自社のブースを構えていないにもかかわらず、大きな存在感を放っていた企業がある。それはGPUメーカーの大手・エヌビディアだ。
エヌビディアは、コンピュテックス台北2017に合わせて、独自イベントを開催。エヌビディア創業者でCEOのジェン・スン・フアン氏が行った基調講演で、ゲーム用ウィンドウズPC(以下、ゲーミングPC)の新しいノート型リファレンスデザイン(半導体メーカーが提供する、半導体を利用した製品の設計図)「Max-Q Design(以下、Max-Q)」を発表した。
Max-Qの標準仕様は「(同社のハイエンドGPUである)GeForce GTX 10シリーズを搭載」「画面を閉じた状態の本体の厚さが18ミリ程度」「40デシベル以下の静音性」などと、これまでにないスリムなボディにハイエンドなグラフィックス性能を備えたノートPCとなっている。