ロジクールのリモコンでワンランク上のプレゼンを!|MacFan

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ロジクールのリモコンでワンランク上のプレゼンを!

文●古田 誠

「Logicool Spotlight Presentation Remote」は、ブルートゥース接続の小型プレゼンリモコンです。

プレゼンを極めたい者へ

プレゼンを行う多くの人が、スティーブ・ジョブスの完璧なプレゼンに少しでも近づきたいはず。ジョブスの完璧を求める姿勢は、観客を震えるくらい寒い屋外に待たせていても、リハーサルが成功するまで決して本番を迎えないことにも表れていました(2000年2月16日、筆者も幕張メッセの外で相当待たされました…)。熱意あるプレゼンで聴衆に少しでもよく理解してもらおうと努めるのは、演者の最低限のエチケット。そのために僕は、プレゼンツールには気を配っています。そんな僕が新しく導入したのが、「ロジクール・スポットライト・プレゼンテーション・リモート(Logicool Spotlight Presentation Remote)」です。

本製品の主な良いところは、①アルミ金属を打ち出したようなデザインがかっこいい、②1分の充電で約3時間保つ、③レシーバ部分を下端にしまい込む仕組みになっていて、受信機レシーバをなくす恐れを少なくしている(ブルートゥースでも連係可能)の3点。

逆に問題点は何かというと、全体的に平たいボディの表面部分を加工しているせいか、慣れるまでは滑り落としやすいところ。デザインを損ねますが、ストラップのようなものをつけてほしいなぁ。

 

受信レシーバは本機内に

下端部分のタブを引っ張ると、USB端子付きの受信レシーバが出てくる仕組みです。レシーバは抜かずに、Bluetoothでも連係できます。

 

 

スムースな送り出しがグッド

実際のプレゼン現場では、機能がしっかりしていて扱いやすい。操作ボタンは3つだけ、というシンプルさも好印象です。操作自体も非常に簡単で、真ん中の一番大きな丸いボタンを押していくだけで、スライドを順次送り出せます。キーノートのように1枚のスライド内できめ細かくタイミングなどを設定している場合でも、このボタンを押すだけで、スムースな動きが可能です。あまりにスムースなので、ついつい押し過ぎてしまい、スライドが先に飛んでしまうこともあるので注意が必要です。

また、本製品には先端部分にLEDランプのような物理的なポインタを搭載していません。ソフトウェアと連係して、上映されているプレゼンのスライド内で、ちょうど舞台のスポットライトを当てるようにして、必要な文字やチャートに光りを当てて注意を引きつけます。さらに、このポインタは自由に拡大もできます。従来と表現方法が変わり、画期的なプレゼンが可能になるでしょう。

欲をいえば、ポインタに色を自由につけられれば、最高のプレゼンツールになると思います。

 

手になじむデザイン

手の中にすんなり収まって、よくなじみます。高級なモノを持っている感触が強く、見た目もかっこいい。最初はツルツルと落としてしまいそうになりますが、すぐに慣れるのでご安心を。

 

ケースもかっこよくて大満足

本体付属のケースも、自慢したいほどかっこいい。見た目には、高級ペーパーナイフっぽい気品と重厚感があふれています。このケースはよく考えられていますね。

 

 

[SPEC]
【発売】ロジクール 【価格】1万3910円(直販価格) 【URL】https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/spotlight-presentation-remote

 

【その他スペック】
【重量】49.2g(電池含む) 【備考】使用電池:リチウムイオン電池、、接続I/F:USBまたBluetooth Smart、操作距離:約20m、本体接続用端子:USB-C、対応OS/アプリケーション:Mac OS 10.10以降、 Windows 7 以降、PowerPoint、Keynote、Google Slides、PDF、Prezi

 

私が紹介します!
古田 誠

愛称まこりん。元毎日新聞記者。業界Macな会会員、FMおおつ代表。