360度重低音が味わえるBOSEの最新スピーカ「SoundLink Revolve+」|MacFan

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360度重低音が味わえるBOSEの最新スピーカ「SoundLink Revolve+」

文●松山 茂

「SoundLink Revolve+ Bluetooth speaker」は、自然な360°サウンドが楽しめるボーズ史上最高を謳うポータブルスピーカです。

新しいスピーカのリクエスト

家電以外の電子製品に興味がない家人から、珍しくデジタルガジェットのリクエストが出ました。なんでも、長年愛用してきた某メーカーのワイヤレススピーカが壊れかけているんだとか。詳しく話を聞いてみると、どうやらバッテリがへたってきているようで、すぐに電源が落ちちゃうらしい。そこで、私が一任されてワイヤレススピーカを探していたところ、信頼と安心のボーズ(BOSE)から新製品のニュースが飛び込んできました。ちょっと調べてみたところ、なんだかとってもよさそう…。さっそく入手してみました!

今回選んだのは、「サウンドリンク・リヴォルブプラス・ブルートゥース・スピーカ(SoundLink Revolve+ Bluetooth speaker)」というモデル。これを選んだのは、我が家でのワイヤレススピーカの使い方に関係しています。

家人は仕事が終わって帰宅すると、ダイニングのテーブルにスピーカを置いて音楽を聴くのが日課です。でも、台所で洗い物をしたり、洗濯機を回したりと、自分のいる場所が変わると音が聴こえづらくなるらしく、しょっちゅうテーブルに置いたスピーカの向きを変えていたんです。そのうち面倒になったのか、スピーカを上に向けて寝かせるという荒技を実行するまでに(笑)。そんな使い方を見ていたので、周囲に満遍なく音が伝わるようなスピーカがベストだったんです。本製品は360度サウンドスピーカなので、音の広がりがいいのでは?と考えて最終決定に至りました。

セッティングや使い方の説明は、もちろん私の役目。見た目やサイズは、ちょっと大きめの茶筒という外観です。本製品には上部に便利な取っ手がついていて、ランタンのように持ち運びできます。音質は、厚い低音が魅力のいわゆるボーズサウンド。人によっては好き嫌いが分かれるようですが、私も家人も全然気になりません。むしろ好みの音です。

一応、家人にも「フルレンジの高音質トランスデューサを搭載しているんだ」とか「デュアルパッシブラジエータが振動を抑えて超低音域のサウンドを生み出してるんだ」とカタログスペック的な特徴を説明。しかし、いくら説明しても「へぇ~そうなんだ~」というだけで聞いちゃいません。能書きではなく、実際の音がどうかが気になるんだとか。ある意味、正しい反応です(笑)。

 

 

 

 

音質以外にも驚きが

私のiPhoneからお気に入りのジャズナンバーを再生したところ、出てきた超重低音にびっくりしたご様子。多少ボリュームを上げても、変な歪みや振動もありません。実は前のスピーカ、音量を上げるとテーブルの間でビビリが生じていたんです。音も全方向に広がっているようで、どの場所にいても同じように聴こえます。これならいちいちスピーカの向きを変える必要なし。家人からOKマークが出ました(ホッ…)。

さらに、本製品は防滴仕様なので、「ちょっと水がかかっても大丈夫だよ」と説明したら、洗い物をしている間はシンクのそばに置くようになりました。そこで感動していたのが、スピーカフォンとしても使えること。電話がかかってきても、今までのようにiPhoneを持たなくても会話できるからです。Siriを呼び出してタイマーをセットしたり、電話をかけたりもできることを教えたらもっと感激していましたよ。

スピーカ上面のボタンでボリュームを変えたり曲送りもできるので、もはやiPhoneは放置状態。音楽を聴くときは、まずこのスピーカに手を伸ばすようになりました。さらに、翌日になったら風呂場に持ち込んで聴き始めるまでに。まぁ、湯船につけるわけじゃないから大丈夫でしょう…。バッテリも最大16時間保つので、我が家の使い方なら充電しなくても数日間は大丈夫。

それにしても、どこに置いても音が周囲に満遍なく広がります。本製品をもう1台つなげると、パーティモードで同時に鳴らしたり、ステレオモードで左右のチャンネルを割り当てたりできるんだとか。これはなんとか説得してもう1台買うように仕向けたいところ。久しぶりに家人が喜ぶ買い物になり、私も大満足です!

 

手触りのいいハンドル

取っ手の部分に布が巻いてあり、ある程度の柔らかさがあるので持った感触も心地いい。「フックに引っ掛けて吊るす」なんて使い方もいいかもしれませんね!

 

操作ボタンはトップパネルに

電源やボリューム、Siriを呼び出したりするマルチファンクションなどの操作ボタン系は、上部のトップパネルに配置されています。ソフトな素材で、手触りもなめらか。暗いところでもわかるように、マルチファンクションボタンには突起部分があります。

 

入出力端子にちょっとご用心

本体側面の底部には、AUX用の3.5ミリ外部入力端子と充電用などに使えるマイクロB USB端子があります。特にキャップなどはなくポートがむき出しなので、勢いよく水がかかるのは避けたいところ。

 

三脚穴を使えばスタンドに固定OK

底面中央には標準サイズの三脚穴が空いているので、ポケット三脚で高さを変えたり、スタンドに固定できます。別売りの充電用クレードルを使えば、乗せるだけで接点から充電できます。

 

 

[SPEC]
【発売】ボーズ 【価格】3万7800円(直販価格) 【サイズ】105(W)×184(H)×105(D)mm 【URL】https://www.bose.co.jp/ja_jp/products/speakers/wireless_speakers/soundlink_revolve_plus.html

 

【その他スペック】
【重量】0.91kg 【備考】入出力:3.5mm外部入力端子、Micro-B USB端子、ワイヤレス通信距離:最大9m、バッテリ駆動時間:最大16時間、同梱物:USB電源アダプタ、USBケーブル

 

私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。