ぼくの移動生活を支えるULギアたち③|MacFan

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ぼくの移動生活を支えるULギアたち③

文●四角大輔

MacBookとともに世界中を飛び回る四角大輔氏の、自由に生きるためのヒントが詰まったフォトエッセイ。

「UL(Ultralight=超軽量)」概念の発祥は、実はぼくが幼少期からずっとやり続け、今ではライフワークになっている登山なのである。

「ULハイク」と呼ばれ、極限までミニマム化した装備で、何日間(ときには数カ月間)も原野を歩き続けるという、米国西海岸で誕生した山歩きスタイルだ。日本ではこれまで、一部マニアによるエクストリームなメソッドと捉えられていたが、今では登山雑誌で特集が組まれるほどの大きな潮流になってきている。

ぼくは約10年前に、ある登山仲間から教えてもらい、初めてこの「ULハイク」の存在を知った。それ以来、年々この世界に傾倒するようになり、今では、ぼくがフライフィッシング冒険やバックパッキング登山で使う道具やウェアの大半が、「UL登山ギア」になってしまった。

さて、今月はこのULガジェットについて、細かいコード類を含む残りのものたちの解説をしてみたい。

移動生活において、モバイルバッテリは必須。アンカー(Anker)社の、容量1万mAhでは世界最小・最軽量のモバイルバッテリ「PowerCore 10000」(180グラム)か、容量1.3万mAhの「PowerCore 13000」(240グラム)のどちらかが、ぼくの旅の相棒だ。

両方とも大容量なため、MacBookでさえ満充電にする。しかも急速充電機能付きで、iPhoneやカメラといった小型デバイスであれば、驚くほどの速さで充電可能。デジタルデバイスを多用する旅において、軽量・コンパクト性と同じくらい、充電速度は重要なポイントとなる。

iPhone 7を使用するようになって、コンデジを持ち歩かなくなったが、ウェアラブルカメラ「GoPro」は引き続き、旅のマストアイテムだ。超軽量で小型、完全防水で頑強、そして超広角レンズ搭載という特性から、これでしか撮影できない独特の世界観がある。

 

 

Daisuke Yosumi

大手レコード会社プロデューサーとして7度のミリオンヒットを創出後、インディペデントな人生を求め、2010年より、ニュージーランドの原生林に囲まれた湖で、“森の生活”を開始。年の半分は世界中で働きながら“移動生活”を送る。エコ雑誌や登山雑誌など多数の連載、自身の著書、オウンドWEBメディア『四角大輔のすべて』(4dsk.co)をとおして、独自のクリエイティブ論とオーガニック思想を発信。大自然への冒険と、起業家&クリエイター育成をライフワークとしながら、ベストセラー作家、会員制コミュニティ「Lifestyle Design Camp」主宰者、上智大学非常勤講師など複数の顔を持つ。新著『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』(ライツ社)がTSUTAYA渋谷&梅田店ビジネス書4月度1位!




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