iPhoneとMac脱! トラブル連係テク❶|MacFan

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つながると100倍便利に使いこなせる!

iPhoneとMac脱! トラブル連係テク❶

文●栗原亮小平淳一中村朝美松山茂らいらイラスト●タラジロウ

連係機能によってiPhoneとMacがつながることがわかりました。では、実際にどんなシチュエーションでその機能が活かせるのか、「iPhoneの困りごと」を軸に活用テクニックを見ていきましょう。

「パスワード管理」をもっと便利に!

 

Before▶︎たくさんあるパスワードが覚えきれません…

SNSをはじめとする、さまざまなWEBサービスのIDとパスワードをiPhoneで管理するのは大変ですよね。だからといって、複数のサービスで同じパスワードを使い回すのはとっても危険です。では、サービスごとのIDとパスワードをどこかにメモしておくという方法はどうでしょう? 一見大丈夫そうに思えますが、そうした場合、他人に盗み見られないよう安全な方法で管理しておかなければなりません。安全なパスワード管理も大変です。なにか素敵な方法はないのでしょうか?

オンラインバンクなどセキュリティの高いサービスでは、パスワードを連続して間違えるとアカウントがロックされてしまうことも。iPhoneでもしっかりパスワード管理を行いましょう。

 

After ❶▶︎iCloudキーチェーンを活用してみよう!

iPhoneのパスワード管理は、アイクラウドの「キーチェーン」機能を活用するのが基本です。IDとパスワードをサファリで一度入力すれば、それ以降の入力の手間を省くことができます。ただし、iPhoneの場合、サファリではなく専用アプリを使ってWEBサービスを利用するというパターンも多いはず。その際は、iPhoneからサファリの設定画面を開けば、キーチェーンに保存されているパスワードを確認できます。

ちなみに、Macでもこの機能をオンにしていれば、アイクラウドによる連係でそれぞれの内容を同期することができるため効率的です。Macと上手く連係させて活用していきましょう。

(1)iPhone、Macともに、アイクラウドの設定画面で「キーチェーン」の同期をオンにしておきましょう。なお、新しいデバイスをオンにすると、メッセージなどを使った2段階認証の手続きが発生します。

 

(2)キーチェーンの同期が行われていれば、Macのサファリで一度保存したパスワードが自動入力されます。たとえ自動入力されない場合でも、文字入力時で[パスワード]という選択肢を選べば、アイクラウドに保存されているIDとパスワードを選べます。

(3)サファリ以外のアプリで使うためパスワードを確認したいというときは、「設定」の[Safari]項目から参照できます。[パスワード]という項目をタップすると一覧が表示されるので、項目を選ぶとパスワードを確認できます。