出席依頼を悪用したカレンダースパムを撃退する|MacFan

便利技 他人事Tips

出席依頼を悪用したカレンダースパムを撃退する

文●今淳一

出席依頼を使ったカレンダースパムについて、iOS 10.3からはiOSデバイスからも対処できるようになりました。

2016年11月~12月頃に大流行した、アイクラウドカレンダーが中国語の予定などで埋め尽くされる大変に迷惑な「カレンダースパム」。イベント共有機能を使ったもので、知らない相手から出席依頼が届き、その内容がスパムだというものです。iOS 10.3からは、iPhoneやiPadからもスパムとして報告、削除できるようになりました。

イベント共有された予定を開いた時に、連絡先に登録されてない場合はこのように上部にメッセージが表示されます。「スパムを報告...」をタップすれば、スパムとして報告して予定を削除できるようになりました。もちろん、ほかの環境からもスパム報告は可能です。


最初に実装されたのがブラウザ上(https://www.icloud.com)で利用できる「iCloudカレンダー」アプリです。今ではもちろん、Macのカレンダーからもこのようにスパム報告が可能です。このスパムで気をつけたいのは、うかつに出席を選択してしまうことだけではなく、欠席を選択してもいけない点です。「欠席」という通知が行ってしまうので、スパム業者からすれば「生きた」連絡先として認識されます。結果としてスパムが増えるので、くれぐれも気をつけましょう。

iCloudカレンダー

Macのカレンダー

保存保存