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iPhoneの不具合を公式アプリで解決する

文●今淳一

「Apple サポート」という、アップルが公式に配布しているiOSアプリがある。アップルID(Apple ID)に紐付けられた製品ごとに各種サポートを受けられる、非常に便利なアプリだ。

「Apple サポート」は公式アプリだが、はじめからインストールされているわけではないので、まずはアップストア(App Store)からダウンロードしよう。初回の起動時には、アップルIDによる認証を求められる。

アプリを起動するとこのように、認証したアップルIDを利用している製品がリスト表示される。いずれかの製品を選んで「製品の詳細」をタップすると、保証期間が確認できる。手持ちのデバイスが増えるとそれぞれの保証期間を把握しておくのも困難になるので、さっと調べられるのは大変便利だ。


また、肝心のサポートについても、はじめの大分類をタップするとこのように具体的な症例から解決策あるいはそのための手段にたどり着ける。通常の問い合わせのほか、向こうから電話をかけてもらったり、利用可能な場合はチャットで相談もできる。


必要に応じて持ち込み修理の予約をとることも可能だ。アップルストアだけでなく、アップル正規サービスプロバイダも対象になり、ユーザの位置情報から近くの店舗を探してくれる。なお、アップルストアは時間指定で予約を受け付けてくれるが、正規サービスプロバイダの場合はそこまで細かく指定できないので、電話での予約をおすすめする。


総じて、持っている製品から具体的なトラブルの内容へと、適切に情報をたどり、必要な対処を比較的楽に行えるようになっている。近年のジーニアスバーの混雑から鑑みても、状況がわからないままデバイスを店舗に持ち込むのは避けたいところだ。一度このアプリでチェックしてみて、必要な場合にだけ持ち込み修理を行うようにしよう。デバイスの状況を確認するだけでも、その後の対策が効率的に進むこともある。