Mac派が「Macを推す」理由|MacFan

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MacとWinの違いは何?

Mac派が「Macを推す」理由

文●加藤勝明栗原亮小平淳一中村朝美氷川りそな山田井ユウキ写真●黒田彰

MacとウィンドウズPCはどちらもコンピュータですが、異なる部分がたくさんあります。そんな「MacとWinの違い」に関して、Macを選ぶ人はしっかりとした選択理由を持っているんです。

MacとWinの違い1▶︎OSの操作性

MacとWinでは操作性が異なります。これは、OS(オペレーションシステム)の違いによるところがもっとも大きな理由。MacのmacOSはアップルが、ウィンドウズのOSはマイクロソフトが開発しているのは皆さんご存じのとおりで、ともに30年以上の歴史があります。OSの構造や役割、機能といった基本的な部分に関しては共通する部分は多いのですが、それぞれのメーカーの考え方を反映して、ユーザインターフェイスやメニュー名、操作方法、特定機能の有無などが異なり、これがひいては操作性の違いに表れてきます。では、なぜMac派はmacOSがいい!と考えているのでしょうか?

 

【Mac派の主張】
“直感的に使えるのはやっぱりMac!”

macOSもウィンドウズも進化し、モダンOSとしてどちらも今では「できること」に大きな違いはありません。操作性に関しては「慣れ」や「好み」が影響してくるので、どちらが一概にいいとは言えません。ただ、MacユーザがmacOSを使い続ける理由として「ユーザ目線で考えられた直感的な操作」があります。「直感的」という言葉も慣れや好みに左右されますが、Mac派の1つの意見として、OSのバージョンアップでも、ソフトウェアによってもユーザインターフェイスを含む操作性に一貫性があり、迷うことがないというものがあります。ショートカットがソフト間で共通していることを理由に挙げる人もいます。また、画面表示や安定性、堅牢性、ハードウェアと連係した操作性の良さもMacの魅力です。

 

 

MacとWinの違い2▶︎ハードウェアデザイン

OSに加えて、MacとWinの大きな違いがハードウェアのデザインにあります。Macはアップルからしかリリースされていないのに対して、ウィンドウズPCはマイクロソフト以外にもさまざまなメーカーから製品が発売されています。MacのノートPCであるMacBookシリーズはMacBook、MacBookエア、MacBookプロの3製品で、計9モデル(カラーバリエーションは除く)。ウィンドウズのノートPCは価格.comで「最新モデル」だけを見ても500を超える数が存在しています。

 

【Mac派の主張】
“選択肢の多さより、突き詰められた製品「美」”

Mac派がMacを選ぶ理由として、そのハードウェアのデザインが挙げられます。アップルは製品数を絞ることで1つの製品開発にじっくりと時間や資金を費やし、他社が真似できない製造手法を取り入れ、「まるで工芸品」ともいえる緻密かつ美しいデザインを実現しています。それは、つなぎ目の幅の統一感や、天板が描くアーチの角度、ネジのデザイン、内側まで金属のユニボディと呼ばれる一体成形ボディ…等々、挙げればキリがありません。単に外側のみならず、内部の設計に関してもファンやバッテリの形状などを緻密にデザインし、「見られない部分」でも1つの工業製品として手を抜かないのがMacなのです。その点、見た目は優れたものも増えてきたウィンドウズPCは…。このあたりのアップルの「ものづくり」に共感してしまうと、Mac購入後はウィンドウズへなかなか戻ることができません。