デスク周りがスッキリ使える! 高性能なコードレススキャナ|MacFan

プロダクト&リリース iなmono HARDWARE

デスク周りがスッキリ使える! 高性能なコードレススキャナ

文●松山 茂

●注目のハードウェアをピックアップ!「DS-360W」

小さなイライラを解消

普段から紙の書類をスキャンしてエバーノート(Evernote)で管理しているので、シートフィードスキャナは私にとって必須アイテム。以前使っていた据え置き型がUSB接続オンリーだったので、数年前にWi-Fiが使えるタイプに入れ替えました。でも、ADF(自動原稿送り装置)が付いていないので、1枚ずつ書類をセットしなくちゃいけないし、スキャンも片面のみ。使うたびに小さなイライラを感じていたので、思い切って買い替えちゃいました。

選んだのは、エプソンの「DS-360W」という製品。バッテリ搭載でWi-Fi対応、もちろんADFも付いています。あまり持ち出すことは少ないんですが、MacBookやiPhoneで使うことを考えたら、室内使いでもコードレスのほうが便利ですよね。

 

持ち運びにも最適なデザイン

カバー代わりの給紙トレイを開くと、操作ボタンやランプが並んでいます。トレイを閉じておけばホコリも防げるし、持ち運びの際など不用意に電源が入ってしまうこともありません。

 

プラスチックカードも◯

Macを利用して本製品をセットアップする際には、「カンタン自動設定」と「プッシュボタン自動設定(AOSS/WPS)」という2つの接続方法が選択できます。このうち、カンタン自動設定を使用すれば、インストール中に本製品がAPモードに切り替わり、Mac側も自動でAPとして接続。設定に必要な情報を取得して設定してくれます。iOSデバイスの場合は、専用アプリ「エプソンドキュメントスキャン(Epson DocumentScan)」を使ってセットアップ。これでiPhoneに直接書類を読み取れます。

早速スキャンしてみましたが、スキャナとしての働きに十分満足。紙の種類や厚さにもよりますが、A4サイズの書類なら最大20枚、ハガキは8枚、名刺なら6枚まで一気に読み込めます。両面同時スキャンなので読み終わるまでノータッチ。書類をひっくり返しながらセットする手間も不要。原稿レバーを切り替えれば、クレジットカードなどのプラスチックカードもスキャンできます。

スキャンに使用するソフトは、複合機プリンタなどでもお馴染みの「エプソン・スキャン2(Epson Scan 2)」。明るさやコントラストはもちろん、アンシャープマスクやモアレ除去が指定できます。さらに「ドキュメント・キャプチャ(Document Capture)」を使えば、メール添付やFTP、WebDAVへのアップも可能。グーグル・ドライブやエバーノートへの保存ボタンもあるので、私の環境にピッタリ! これでしばらくスキャン環境も安泰でしょう。

 

バッテリ残量や無線接続はランプで確認

無線で使用できるかは、前面のランプで確認できます。バッテリの残量もランプの色や点滅でわかります。電源をオンしないとバッテリ残量が確認できないのは少し残念…。

 

iOSデバイスでスキャン可能

「エプソン・ドキュメントスキャン」をインストールすれば、iOSデバイスにもスキャンできます。APモードを使えば、Wi-Fiルータなどのアクセスポイントがなくても直接スキャンできるので、外出先などでも手軽に使えますね。

 

[SPEC]
【発売】エプソン販売 【価格】4万3178円(直販価格) 【Size】288(W)×88.5(D)×67(H)mm 【URL】http://www.epson.jp/products/scanner/ds360w/

 

【その他スペック】
【重量】約1.3kg(バッテリ含む) 【備考】読み取り速度:0.60msec/line(300dpi)1.11msec/line(600dpi)、読み取り解像度:50~1200dpi(1dpi刻み)、最大原稿サイズ:A4、USレターサイズ、リーガル、長尺紙(216×1117mm)、読み取り階調:RGB各色16bit入力/8bit出力

 

私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。