ビジネスに使える英語をMacで学習したい|MacFan

レクチャー マックワーカーの足し並み

ビジネスに使える英語をMacで学習したい

文●村田有紀?ostill

Macと一緒に使えるソフト、使えるサービス、使えるアイデアがここに。

今月のお題

外資系に限らず、取引先やお客様が非日本語ネイティブであることが珍しくない現代。英語学習のニーズは高まるばかりです。しかし、ついつい後回しにしてしまっているという人も少なくないのでは?

…ということで、

ビジネスに使える英語をMacで学習したい

 

 

 

学習したいけど時間がない社会人のための勉強法

巷では、「グーグル翻訳」の翻訳精度が向上したと話題になっていますが、普段英語を使う場面をどう乗り切っていますか? 社内外で日常的に英語を使う機会があればまだしも、使わずにいれば得意だったはずの英語も錆びついて、言葉がとっさに出てこないといった事態になりかねません。かといって、定期的に英会話スクールに通う時間もままならない。あるいは、会話よりもビジネス文書やメールでのやりとりのための単語や文法を学びたい!

そんな志の高い社会人のために──個人での英語学習や、その成果を維持することの難しさは重々承知のうえで──ここではあえてソフトやWEBサービスに的を絞った英語学習法を紹介します。

会社勤めをしながら英会話のクラスを受講した経験は、筆者にもあります。就業時間が9~5時がデフォルトの職場であれば、定期的に通うこともできますが、そうした環境が整わなければ、やっと時間を作って週に1度教室に通ったとしても、予習や復習の時間が取れずに次の週を迎えるといったことを繰り返し、結局長続きしません。毎日無理なくできること。まずは、そこから始めましょう。

スマホとMacでの併用ならWEBサービスが便利

いざ英語学習用のソフトを探してみると、最近ではスマホ用アプリに集中していることがわかります。TOEICなどの検定用教材をはじめ、ビギナー向けの旅行英語、ビジネス英語などさまざまなアプリが見つかります。また、通勤時間などに利用することを考えると、海外ニュースのポッドキャストやインターネットラジオアプリもオススメです。耳から英語に慣れることは、リスニングはもちろん、スピーキング能力の向上にもつながるでしょう。一方、Macにおける英語学習ソフトというと、やはり検定用教材や翻訳ソフトが主流になります。

以上のような状況を踏まえ、ビジネスに使える英語をきちんと学ぶ教材としては、スマホとMacで並行して学習できるWEBサービスが本命だと考えました。今回ピックアップしたのは「iKnow!」。もともと企業向けの英語学習ソフトとして開発されたiKnow!なら、ビジネス英語を学びたい人はもちろん、TOEICのスコアアップを目指す人も、パソコンやスマホを使って自分のペースで学習できます。

 

足し並みサービス

iKnow!

【作者】Cerego Japan Inc./DMM
【価格】780円/月~
【URL】http://iknow.jp

iKnow!の特徴は、単語を忘れたころに繰り返し出題する反復学習を導入し、続けるほどしっかり身につくという仕組みにあります。またビジネス英語といっても、電話の応対からプレゼンテーションまで多彩な教材が用意されているため、目的に合った学習が可能です。有料サービスですが、まずは5回まで受講できる無料トライアルを利用してみましょう。

 

1・ユーザ登録からコース選択までの流れ

Macで「iKnow!」を利用する場合は、特別なソフトのインストールは不要です。WEBブラウザでサイトにアクセスしたら、まずはメールアドレスを登録して無料トライアルを試しましょう。無料トライアルは5回まで利用できます。その間に、内容をチェックするといいでしょう。

登録が済んだら、コースを選びます。始めにカテゴリ(ここではビジネス英語)を選択します。次にリストから目的のコースを選択、またはコース診断で最適なコースを見つけます。ちなみに、筆者の場合は「英語でオフィス会話」を推されました。続けて「スタート」をクリックしましょう。

iKnow!のWEBサイトにアクセスし、[無料トライアル]をクリックします。内容や注意事項を読んでおくといいでしょう。

 

トライアルを始めるには、メールアドレスの登録が必要です。メールアドレスと任意のパスワードでユーザ登録を行います。

 

ユーザ登録が済んだらコースを選びます。コースには、英会話マスターコース、TOEICコース、ビジネスコースなどが用意されています。

 

テストを受けることで最適なレベルを選んでくれる「コース診断」も用意されています。筆者の場合、「英語でオフィス会話」を提案されました。

 

2・多彩なプログラムで使える英語を習得

iKnow!には、いくつかの学習方法が用意されています。基本は、単語やフレーズを繰り返し出題することで学習する、その名も「iKnow!」。しつこいほど同じフレーズが繰り返し出てくるので、知っている単語は「(出題頻度を)減らす」をクリックしたほうがよさそうです。また、初めは使い方がよくわからないために、回答をミスってしまうことがあります。焦らずに使い方をチェックしながら試しましょう。ほかにも2択クイズ形式の「スピードクイズ」や、構文学習とリスニングによる書き取りを行う「センテンス・トレーナー(Sentence Trainer)」などがあります。

コースが決まったら、いよいよ学習開始。リストから学習方法を選択します。独自メソッドによる「iKnow!」から始めましょう。

 

はじめにいくつかの単語やフレーズが用例とともに提示されます。そして先に進んでいくと、それらのフレーズを使った問題が出されます。

 

「スピードクイズ」は、表示されるアイテムに対応する意味やフレーズを2つの選択肢から選択します。テンポよく進めるゲーム感覚のプログラムです。

 

「センテンス・トレーナー」では、音声を聞いて空欄を埋めたり、バラバラになった単語を順番に並べたりといった訓練を行います。

 

1つのコーナーが終わると学習結果が表示されます。進捗の詳細は「MemoryBank(左図)」で見ることができます。