2016.11.18
文章からのイベント作成がますます実用的に
Macには、メール内にある電話番号やメールアドレスの文字列を検出して連絡先を追加できるようにしたり、日時などをクリックして新規イベントを作成したりする機能が以前から存在しています。エルキャピタンではこの機能がさらに一歩進み、メール内でイベントや連絡先を検出した場合、ウインドウ上部にその内容を提案してくれるようになりました。
しかし、実際の検出精度はあまり高くなく、エルキャピタンでこの機能の恩恵を受ける機会はほとんどありませんでした。それがシエラになってからは、検出機能が格段に向上し、かなりの精度でイベントを提案してくれるようになりました。ユーザのスケジュール管理を助ける強力な機能になってきたのです。
メールのイベント作成機能を積極的に活用しよう
「メール」からのイベント作成機能は、エルキャピタンのときと比べて大幅に精度が向上しました。
たとえば、文章内に時間が記載されていても、「明日の夜9時から飲み会」というような表現ではエルキャピタンはイベントを提案してくれません。一方、シエラではしっかりと新しいイベントとして提案してくれました。
また、エルキャピタンでは自分で「夜9時」の部分をクリックすれば新規イベントを作成できますが、イベントの名称を自分で入力する必要がありました。シエラでは、提案されたイベントに自動で「飲み会」という名称が付きます。
なおこのデータ分析は、「メッセージ」を使ったときでも機能します。これからはいちから「カレンダー」にイベントを登録するのではなく、この機能を積極的に使って手間を省いていきましょう。
こちらはエルキャピタンの「メール」。「明日の夜9時から」という文字列があるのに、イベントの提案をしてくれませんでした。自分で「夜9時」の部分をクリックするとイベントが作成できます。